先日、久しぶりに義母の施設に行ってきました
少し前に、サクランボを施設あてに送り
何の連絡もなかったので、携帯電話に電話してみたのです
すると「電波の届かないところにいるか、電源が入っていなため・・・」という音声
翌日もそれが続くので、旦那に相談しました
もう、携帯の使い方がわからなくなっているのでは…と
料金はかかっているから、もったいないし
それなら解約をした方がいい
丁度、義母の保険証や介護保険証が届き、施設に送らなければいけなかったため
「携帯がつながらなくなっているため、本人に、電話をするよう伝えてほしい
もし、使い方がわからなくなっているなら解約をしようと思っている」
と手紙を添付しました
義母の施設は、かなり厳しく面会制限をしている。
コロナ後、部屋に行くことはできないし、面会も玄関と廊下の境目に
ビニールを張って、短い時間で
一日4組までと決められていて、予約しなければいけない。
以前は、好きな時に行って部屋で話をし、生活の様子を確認できたけど
そんな状況の為、職員の方にお願いするしかない
時間が読めない私達は、事前予約は現実的じゃないから
コロナ後は、年1~2度程度伺うような感じ。
それも、今回の様な色々な事情で。
この施設では、コロナ(職員はわからないけれど)クラスターには
全くなっていないから、そのたまものだな、とも思っています
日曜の朝に、いつもの職員の方から、私の携帯に電話が鳴り
義母の携帯の確認をして下さいました
すると、アンテナのところに×となって、全くつながらない状況
携帯自身が使えていないという事でした
3Gの問題だったのかな・・・
と言うより、最初「携帯がどこにあるかわからない」となったようで
職員の方が探してくださいました
引き出しを開けたら、充電しっぱなしの携帯がそこにあったそうです
色々お話しし、携帯は解約しても問題ないですね、となり
「引き取りに来られますか?」と言う話になって
そうだな・・・下手に電話だけあると、なぜつながらないのか、
と職員の方に余計な手間を掛けさせることもあると思い
「回収します」とお伝えしました。
すると「いつ頃」という話になり・・・コロナがまたふえているので・・・
「現時点で、まだ面会禁止の指示が、上から出ていないんですよ。
いつもは、すぐに禁止となるんですが…」とおっしゃるので
「では、今日なら、大丈夫ですか?」
というと「そうですね今日なら大丈夫です」
と言っていただき
「所用を済ませて、夕方にならない時間でなるべく早く伺います」
と言って、電話を切りました
二時くらいに施設につきましたが、ちょうど担当の方がいらっしゃり
いつものお礼と、あいさつを済ませ手土産を渡す
職員の方には感謝しかないので、いつも手土産持参していきますが
義母が来る前に、渡します
でないと、ものすごく睨まれるので
面会はできなくてもいいや、と思っていたのですが、「会って行かれますか?」と
仰ってくださって、すぐに準備していただきました
申し訳ない気持ちになりましたが、なかなか私達も来ないので
ありがたく、面会させていただくことに
義母は、物忘れがひどくなっては来ていますが
コミュニケーションはちゃんとできていますし、
昔の事でも、なんでも、覚えていることもあるし、
忘れてしまっていることもある、という感じです
ビニールカーテンの前にきて、誰かは解ってるのに(私達しか来ないから)
「だれ」と
「誰かわかるだろう」と旦那が言うと「わからないわよ」と
返事をする知らない人に、そんな言い方できないでしょうに
このやり取りから、うんざりし始める私だけれど、息子の気を引きたくて
仕方がないんだろう慣れたけど、毎回うんざりする
一か月半くらい前に、転んでしまって打撲が少々ひどかったようですが
自分の足で歩いてるし、ちゃんと立って話していましたので安心しました
「皆さん、お元気?」「私はおかげさまで、元気」といういつもの会話から
「転んで、連絡しなくてもいいと言ってるのに、したでしょう?大したことないの」
と言いながら「歩けるようになったのは、2・3日前なのよ」
と、わかりやすい嘘をつく
これは、当初からあった事で、とにかく、かまってちゃんの為
息子の気を引きたくて仕方がないのだ
「大丈夫か?」と心配してほしい
でも、職員の方からは2度ほどお電話を頂き
経過のご報告もしていただいていたので、私達は「あ・・・そう」という返事になり
横にいた職員の方も、自分が報告したことと、義母が言ってる事の齟齬があれば
それは、なかなか黙ってもいられないだろう
「転んで1週間くらいで、もう、歩き始めてたよね~」
「ひとりででないでって言っても、トイレに行ったりしてたよね~」
「移動したかったら、ブザーを鳴らすか、呼んで、って言ったのに
カップラーメン持って、一人で食堂まであるいてきてたよね~」
と、笑いながら、横から本当の回復状況を補足してくださった
ありがたいです。本当なら、「なんだと?」と思ってしまうだろう
介護職の方達のストレスは、計り知れないといつも思う
で、当の本人は本当の事を言われて、むっとしてる
そして、お決まりのセリフが・・・
「今日はあれ、持ってきてくれた」
あれ・・・おやつの事です
当然、私は旦那に言いましたよ言われるのわかってるもの
毎回毎回、このバトルは延々続くから、おやつを買っていくかと聞きました
でも「NO」の返事
施設に持っていく手土産やで、小さな小袋に入ったお菓子があったので
「このくらいならどう?」と言ったけど「NO」
なので、非常用に「私が食べる」と小袋2個購入しました
「おやつはない」と言う旦那に
「なんでよなんでもいいのよジュースでも」と
施設の外にある自販機を指さして、買って来いと言う
「買わない」と言う旦那だが、いつもの事、義母も負けてない
「なんでもいいのよ買ってきてよ」と食い下がる
私は、買ってきたお菓子を持ってこようかと、頭でぐるぐる考えていて・・・
旦那は「今度な」と繰り返すが、
義母は「今度は死んでるかもしれないじゃない」と食い下がる
「毎回同じこと言ってるけど、生きてるから大丈夫だよ」と旦那も応戦
このやり取り、本当にストレス溜まる・・・・・・
職員の方が
「でも、甘いものあまり食べないよう、歯医者さんからも言われてるでしょ~?
あめとか・・・虫歯がひどくて、歯磨きちゃんとしないから~」というと
「歯磨きしてるわよ」と憮然とした表情
不謹慎だが、私は、なんだかおかしくて仕方なくて、変わらないな~と
義母の事を見ていた
自分の都合の悪い時は、認知症になり、都合のいい時は健常者になる
勿論、認知は入っているのだが、何度かここでも触れてきたけれど
義母は、外傷性から認知症が入っているので、
いわゆる自然に認知症になってどんどん進む、というのとは、ちょっと違う
なので、子ずるがしこいところも、ずっと見てきた。
これは近くで長くかかわってないと、わからない事だと思う。
「買ってきて」「買わない」の言い合いが続くので、思い出した私
「お義母さん、この前、さくらんぼ送ったでしょ」と言うと、はっとして
「そう!あんなに美味しいサクランボ、初めて食べた本当に美味しくて
嬉しかった、お話しする人に、分けて皆で食べたけど、あんなに美味しいサクラン
ボ、初めてたべた。お礼の手紙をすぐに書かなきゃ失礼だと思ったけど、ポストに行
けないから・・・」と、手のひら返しで私に感謝を伝えてくる
書くつもりもないお礼の手紙の事を言って、ポストに行けないからという、
自分の保身に入るちゃんと言い訳できるくらい、頭は回ってる
まあ、そんなことは、わかっているのでどうでもいいや。
これ以上言っても、御菓子を買ってきてくれないと悟り、憮然とし
今度はこれまた毎回、私のデブ攻撃が始まる
「また太った」と毎回始まり「赤ちゃんがいるみたいと」
グサグサ私の心をえぐり、止まらない
旦那もそれに対して、制止しないし注意もしないから
今回は、職員の方が割って入ってくれ、ようやくマウントが止む
自分の思い通りに、事が運ばないから、その矛先が私に向くのだ
笑ってやり過ごすのも、どこまで持つかしら・・・・・・
そして、やっぱりお菓子を渡さなくてよかった、
と小さな復讐をした気分になり
相殺するのが、このところのパターン
とりあえず、死ぬ死ぬ詐欺発言の後に
「本当に死にそうな人間は食欲がなくなるし、食べたいなどとは思いませんよ~
だから、お義母さんは、まだまだ長生きしますわ」と言っておきました
外出して、あれこれ食べたいと言っていたし、その気持ちはわかるけど
このコロナで、外で食事ができない事はちゃんとわかってる
とりあえず、いまだ全くレクに参加しない義母は
最近ベッドでずっと横になって寝ているらしいので
「歩けなくなって、車椅子になったら、絶対に連れていけないから
ちゃんと歩くように」と釘は指しておきました
でも、参加しないかな。「自分は他の入所者と違う」
高貴だと思ってる考えは、死んでも変わらないようです
「車椅子になっても、大丈夫」というけれど、それをフォローする人の大変さとか
迷惑とか、全く考えない。息子と嫁は、自分の言う事を聞いて当たり前で、
自分の言う事は絶対!という考えのお方
食べることへの執着は、震えるほど恐ろしい
最終的に、義母がどう納得して引いたかというと
「また、美味しいものを送りますから」と私が言って、納得しました。
外食もできないし、たまには美味しいものを…と思って送ったんですが
私が言い返さないことを良い事に、毎回毎回のデブ攻撃マウントは、耐えがたい
延々と言い続けるので、本当に切れそうになる
なので、顔で笑って心は鬼に・・・・・・
もう送らない
そして、おやつも二度と買っていこうかと旦那にお伺いを立てない
自業自得とはこういうことを言うのだ
いじわるかな・・・・・・でも、しばらくはやさしくできない