本ブログでも書いたことですので、重複します
義父に辞めて頂いた時、すでに1億4000万超えの借り入れがあり
この額はどうやっても返せる額ではない
と、内情を知った時から、私は眠れなくなった
とりあえず、元凶には去って頂いたが
その時も揉めに揉め・・・
だからと言って、もう、どうにかなる金額ではなかった
素人の私でもわかる、そんな借り入れの金額でした
過ぎてしまった事を、簡単な言葉で片づけられないほどの
精神的苦痛は、誰にもわかってはもらえないと思う
何年も死にたいと思い続けたし
眠れなくなって、薬を飲むようになったけど、それでも眠れなかったり
眩暈、耳鳴り、無気力・・・・・・
おかしくなっているのがわかっていても、病院にすらいけない苦しさに
死を選択する人の苦しみがわかってしまいました
それを打開できないから、おかしくなるんだという事も
それでも、今私が生きているのは
ひたすら、義父を見返してやるという、怒り
怒りを力にかえて、今まで生きてきた
悲しいことかもしれないけど、そうしないと、生きては来れなかった
私が死んだら、高笑いするであろう義父の顔を思い浮かべて
絶対に見返してやる
毎日毎日、最初の数年はいつもいつも思っていました
心も病んでいったし、時にはどうでもよくなってしまったり
上がったり下がったりを繰り返して・・・
本当に、書ききれないくらい沢山嫌な思いもしてきました
義父が辞めた後に、リーマンショックがすぐに来て
事態は最悪でした
でも、ただ、ひたすら、自分達のできることをずっとやり続ける事以外、何もできなかった
「継続は力なり」
この言葉をずっと信じて、旦那もひたすら寝ずに頑張ってきた
最初の3年は、毎日会社に来るのが嫌で
資金繰りの計算をして、心が病むの繰り返し
キャッシュフローの赤字決算は、つい、二年前まで続いていた
それでも、時々記事に出てくる、税理士事務所のお二人が力になってくれたので
こんなに親身に力を貸してくれる人たちの為にも
投げだしたらだめだ!と自分を奮い立たせていました
ついつい、毎回愚痴をこぼす私に
「大丈夫、今年、これだけ返せたじゃない!すごいよ!」と
毎年毎年、決算時には、そんな風に元気づけてくれたUさんとIさん
もう無理…と何度も言う私に
「大丈夫!」といつも励まし続けてくれた
5年が過ぎたころ、赤字は続いていたけれど
返済が進んだのと、借り入れの取りまとめをしてくれる銀行に出会い
赤字返済であるものの、借り入れを増やさずにできるようになった
8年が過ぎた頃、仕事の波は良かったので
資金繰りは大変だったものの、めどがつけられるくらいの返済になってきた
赤字は続いている
10年が過ぎ、当初8本立ての返済が一本づつ減ってきて
赤字は変わらないものの、自己資金を投入しながら
何とか乗り切る
12年が過ぎた頃、返済の先がやっと現実の金額、期日になってきた
14年が経ち、本日完済に至る
こう書くと、少しづつ楽になってきたんじゃないかな?と思うけど
そうではなくて…借り入れの額・返済の額が多すぎて
現実感はなかった減ってはいるけど、赤字は続いていたので
ずっとずっと、綱渡りだった。本当につい二年前まで
最初は、自転車操業だったし、楽になったというのはここ、二年ほど
人生で、こんな経験する人そうはいないだろうなあ・・・
だって、私が作った借金じゃないもん・・・
私が使ったお金は、一円も入ってない
何で簡単に借り入れして、湯水のように使った借金、私が返すことになるのよ
(旦那もだけど)
例えるなら
世帯年収500万くらいの人が、毎月40万返済する感覚です
5年経って毎月30万の返済
10年経って毎月20万の返済
そんな感覚の返済額です
当然、赤字ですから自分達の自己資金をかなり投入して何とか乗り切りました
途中借り換えもしましたが、感覚は一緒ですね
自己資金投入してますので
そのお金が戻ってこない確率も高い
勿論、戻ってきてほしいけど
そんな事より、完済する事実の方が私には必要でした
義父に勝ちました
完勝です
高笑いしたい気分です
そして完済という事は
義父が会社を立ち上げて、一度もなしえた事のない
無借金経営を、私は目標にしていましたから
それが現実になりました
義父は私に完敗です
生きていて、難癖付けたくても、つけられない完ぺきな形で終わらせました
もうすでに、三月に退職した税理士事務所の女性のUさん
持病がおありで、やめる数か月前から入退院をしていらして
3月に退職されました
お辞めになっても、交流はしており
お中元やらお歳暮のやり取りは続いているので
その際にお電話で、色々お話しさせ頂いてます
ずっとずっと、私の味方になって、励ましてくださったUさん
「9月に、義父の借り入れ、全て完済なんです!
本当にUさんやIさんのおかげで、私達だけだったらもう、会社は無くなってると思います
いつもいつも励ましてくださってありがとうございます
どんな言葉で、どんな形でお礼を言っていいのか、ほんとにわからないけど
感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、お付き合いしてください」
とお話しすると
「ほんとに!良かった!長かったね・・・・・・
私、無理だと思ったのよ。
あの額じゃね、無理だな・・・ってね。
社長は、偉いね本当に。そして、キャサリンさんもよく頑張ったよ。」
と、興奮して、お話しくださいました
初めて言われました
無理だと思った……そうだよね
普通は無理だよ。素人の私が直感で「潰れる」と思ったんだもん
でも、そんなことは一切言わずに、ただただ励まし続けてくれ
困ったことにはいつも相談に乗ってくれ
ずっと寄り添ってくださったUさん
コロナになってから、会う事は叶わず
借金返済した暁には、富山の従弟のお店にお連れします!
と何年も前から言っていたのに、それもできていないのが心残り
体力がもう、ちょっとなくてね~と笑っていらっしゃいましたが
一緒にお仕事していたIさんのお話しだと、どうも本当のようで
どうしたらいいのか、悩んでます
Uさんは肺に持病をお持ちなので、コロナに感染するわけにはいかないので
話はそれましたが
税理士でも、無理だ…と思う額を返した私達
今まで、一喜一憂をし過ぎてきたので
この日は静かに迎えています
仕事を続けている今、それも通過点に過ぎないのだと思います
以前も書きましたが
本当に、義父に死んでもらって、持ってるお金を少しでも返済に回してほしい
とか思っていたこともあります
でも、こういう人間って長生きするんだろうな~とも思っていました
事実そうなりましたし
これだけ長い時間を、怒りや失望に満ちた気持ちですごし
きっと人生で一番、何か色々な事が出来た年齢を
この借金返済に費やしたことが、私の人生で最も最悪で、暗黒の時期だったと思います
いまが、まだ、40代だったら・・・
これからそれを取り返そう!と思えるのですが
旦那も60になる今年
年齢には勝てない、できない事も多くなってしまいました
恨みつらみは、ありますが
過ぎたことを言っても、時間は戻ってこないので
これからできることを探しながら、進んでいけたらいいなあ…と思います
時間は消えていきますからね・・・
そして、確実に私達は義父より幸せなので、全てにおいて完勝だと私は自負しております
ありがとう旦那一生懸命働いてくれたおかげで、目標達成できました
頑張ったね、自分少しゆっくりやすみたいな
毒吐いてもいいですかね・・・・・・・・
ザマーミロクソジジイ
失礼しました