一般病棟に移ってからも、食事はなかなか進まず・・・・・・
卵豆腐が食べたいと言うので、買ってきたものを食べるようになりました
病院からは、食べたいもの、何でもいいので食べさせてくださいと言われていましたので
一般病棟では窓際のベッドだったため、外の景色
が見えました
ある日、いつものように病院に行った時
「もうこんな時間だから、帰ったら？」と義母が時計を見て言います。
前の日も、同じような会話をしました
「ほら、もう、こんな時間よ」と・・・
普通の会話ですが、私は何か変だと感じるものがあり
「お母さん、今何時かわかる？」と時計を見て言うと
「19時」と言います。合ってます。１9時
「19時は何時かわかる？」というと、無言・・・・・
「19時は何時かわからない？」と聞くと「わからない」と
「１９から、１２を引くと今の時間だけど、わかる？」というと無言
「じゃあ、１３から１２を引くと？と聞くと「わからない」との返答
そっか・・・・・・
外が真っ暗だから、遅い時間だと判断して私に言ったけど
実際今何時かは、わかってはいなかった
そのまま数字は読めるけど、引き算足し算が、この時点では全くできなかった
会話はなり立っていたけど、鼻からの経管が抜けずにいた義母は
取ってはいけないと、説明した時は理解するけれど
忘れてしまい、自分で引っこ抜いてしまう事ばかりでした
そのため、回復し始めてはいたけれど、医療用のミトンを両手につけていました
私がいるときだけ、それを外してあげて、帰る時はまたつける、そんなかんじでした
義母もそれは理解していて、私が来ると外してもらえる。
私が帰る時は、またつけなければいけない。ちゃんと手を差し出して、受け入れていました。
会話もできるし、理解もある程度はできる、けど
忘れてしまう、忘れてしまった事、などがあり
日常生活には、まだまだ戻れない状況でした。
身体的には、壁や手すりなどを使って歩くことはできるようになり
ゆっくりではありましたが、手助けがあれば、歩けるようにもなりました
一か月が過ぎた頃
私の方の姪の結婚式があり、無事に出席出来てよかった‥・と安堵していました
土曜日に、結婚式
で日曜日はゆっくり起きよう…と思っていた早朝
義姉から、LINEが・・・・・・
それまで一切、義母の様子を聞いてこなかったので、悪い予感
見ると「旦那が今朝亡くなりました」と。
私の旦那は飛び起きて、義姉に電話するも繋がらない
どうしたらいいんだ？とりあえず行かなきゃいけないだろう
と支度をし始めるけど、私は、何となく・・・・・・
とりあえず、連絡待ったら？と言いました。
来てほしければ、電話してくるのが普通だと持思ったからです
何度か電話を入れた後に、義姉から電話が来る
LINEが来てから、３０分は経っていたと思います
「今から行くよ」という旦那に
「来なくていい」と
義姉と再婚相手の方の間に、当時小学生のお子さんがいますが
義姉に、元ご主人との間に４人のお子さんがいるように
義姉の再婚相手の方も、元奥さんとの間に２人のお子さんがいらっしゃったようです。
勿論、義姉はそのことを知っていましたが
そのお子さんたちは、関西在住という事もあり、また、年齢も３０歳くらいと
それぞれ家庭を持っていたりしますので、交流は一切なかったようです。
なので、そのお子さんたちに連絡をし
自分たち家族と、その子さんで、家族葬で済ます予定だったようです。
そこに私達が行くと、関係が複雑なので、それでいいんだと思いました
何より、それは、義姉が決めればいいことですから。
旦那は、また、ベッドに戻って、眠りましたが
まだ当時小学生だった息子さんを一人で抱えている義姉が
心配な様子でした
前回お会いした時も、家の保険の事や、ローンの支払いのことなど
現実的な心配もしていたので・・・
とりあえず、何か困れば連絡が来るだろうという事で
お香典だけ、すぐに郵送で送りました。
会話も、それなりに出来ていた義母は
やはり、娘が会いに来てくれたことを、全く覚えておらず
私達の話を聞いて、嬉しそうにはしていましたので
このことを伝えました
義母は、びっくりしてやはり、自分の娘とその子供の身を案じていました
翌日、義父が義母のところへ来たときに、お香典を送るよう言ったようです
そのまま時が過ぎていきました
どのくらいの時間が経ったんだろう・・・・・・・
義姉のご主人が亡くなって、二か月過ぎた頃だったかな・・・・・・
一か月くらいだったんだろうか・・・・・・
義姉からLINEが届く
「お願いがあります」と
お金はないけれど、家が相続の対象になって
御主人側の子供二人が、遺留分請求をしているとのこと
「遺留分主張されるなんて思わなかった・・・・・・」と
そうかな・・・・・・・私は、あり得る話だと思って当時から聞いていました
世の中、そんな話でいっぱいなので、だから私も旦那に遺言も書いてもらい
今も、揉めない様に、着々と準備しています
近いうちに私も、遺言を書く予定にしています
少々の金額であっても、家しかなくても、でも、揉めるときは揉めるのです
どちらかが先に亡くなるかで、権利を獲得できる人も変わってきます
自分が、この人に、と思っても、そうならない可能性のほうが大きいのです
だから、やっぱり元気なうちに遺言書は、作るべきだと私は思っています
内容の変更は、いつでもできますから
話がそれましたが
義姉は司法書士にお願いをして、相続の手続きを踏んでいたようですが
自分の息子さんが、未成年とあり
特別代理人の設定が必要だそうで、それになってほしいとの連絡でした
勿論、いいですよ。とお返事し
後日書類が送られてくるとのことでした
早々に、司法書士から、義姉息子さんの特別代理人になる理由とか
書く書類が来て、すぐに、送り返しました
すると・・・・・・しばらくして、義姉より電話が
相手の娘が（義姉再婚相手の元妻との間の娘）わかりにくくてすみません
貴方のことを（私の旦那）何者かと言っている
弟だと言ったけど、会社の名刺と、自宅の住所、電話番号を教えろと言っているので
FAXしてほしいと言ってきた・・・・・・・・・
旦那は、なんなんだと言いながら、FAXしようとしたので
「ちょっとまって
」と止めました
「おかしくない？」と・・・
義姉の息子の特別代理人になっただけで、
義姉再婚相手の子供たちにそこまで関わる筋合いない
話合いに参加することも、口を出すこともない
なぜ、こちらの個人情報をそこまで聞かれないといけないのか？おかしいと言いました
でも、旦那は自分の姉がそういわれて困っていると、感じ言うがままにしてあげたかったのでしょう
気持ちはわかりますが、私の気持ちはわかってない。
私は、他人と言われればそれまでですが、だから、客観的に状況を見ることができる。
そのままFAXを入れようとする旦那と、止めてという私で言い合いになりました
なんで関係のないことで、私達夫婦が揉めないといけないんだ
止めればよかったよ、とか思っていました
だいたい、義姉は自分の弟の事、そこまで考えてるのか
私なら、そう言われたらなぜそんなん事しなきゃいけないのか
と、断ると思うからです
弟（旦那）に言う前に、そんな義務があるのか調べて言います。
会社の名刺とか、関係ないだろ
旦那と言い合いが続きましたので、私はすぐに、好意にしている司法書士の先生に電話しました
携帯の番号も知っていたので、申し訳ないと思いながら、携帯に
事のいきさつを話して、そこまで言われて、しなきゃいけないことですか？
なんかおかしいと思うのですが？
と言うと
「そんなことはしなくていですよ、無知な人間だからそんなこと言うんですから」と
「だいたい、こちらにそこまで情報開示しろというなら、まず、自分の詳しい情報開示してから
こちらはこうです、そちらも教えてくださいませんかというのが筋です」と言われ
ホットしました・・・・・・
目の前で電話をしていたので、旦那にはそのまま伝え
止めてほしいことを言いました
旦那は、わかった、と言ってくれましたが
本当に後味の悪い言い合いでした
翌日、義姉に、相手の娘にそのまま伝えるなり、FAXしてくれと
自分で作った文章を、FAXしたようでした。私には事後報告。
いつも、「見といて」と言って、普通ならどんな内容で送ったかを
私に見せるのですが、この時は見せなかったな
いいんですけどね
断ってくれれば
義姉からは、「言ってることはわかります。そう伝えます」と返事が来たようで
相手娘に、伝えたようです
相手娘は、こちらの返答に怒ったようで、その後の相続の書類がなかなか回ってきませんでした（笑）
担当の司法書士の人は、あなるべく揉めない様に、とおっしゃったようですが
こちらがもめごとを起こしているわけではありません
腹が立って、その娘が書類を放置していたようです
困るのは自分なのですから、こちらは一向にかまわないけど
言われたんでしょう・・・
ぎりぎりで回ってきました
結局、現金はさほどないので、家の時価総額を算定し
1/2は義姉、残りの１/２を三人の子供達で相続という形になりました
家の時価総額は、それほど高いものではありませんが
旦那さんの治療、入院で、現金がないからと言っていました。
生命保険に入っていたようで、それで、相手の子供たちに現金で支払いしたそうです
良かった・・・・・・保険があって・・・・・・
それがなかったら、大変なことになっていたように思います
生命保険は、遺留分請求できませんからね
本当に良かったです
無事に終わった…‥と胸をなでおろした直後
さらなるお願いが・・・・・・