銀行とのすったもんだ
新規銀行との取引
そんなことがあったころ・・・・
義父が去ってから、数年の月日が経ち、会社に一通の手紙が届く。
送り主は義父
A4用紙にびっしり、7~8枚くらいだったと思うけど
分厚い封筒が届きました
自分がいかに人に慕われるすごい人間か(6割)
旦那がいかに愚かな人間か(2割)
私がいかに愚かで育ちの悪い人間か(1割)
頭を下げて謝れば許してやる(1割)
その内容がびっちり書いてあった(笑)
旦那は、封を開けて声に出して読み始め(二人しかいなかったので)
途中、言葉に詰まったのが、「私の育ちが悪い」という文面でした
そんなことが書いてあるとも思わなかったのでしょう
声に出して読んでいたので、黙ることもおかしいと思ったのだと思うのですが
一瞬、言葉に詰まったのを覚えています
私の母は、妹が結婚して数年後、長年勤めた会社を辞め
妹達と住むことに決め、私の住んでいるアパートに空きが出たので引っ越してきました
妹が、結婚後も夜の仕事を週末していたので、母が仕事から帰ってきて
夜は妹の子供の面倒を見ると言った日々が、数年続きました。
元気な母ですが、その生活が続いて疲れもあったとは思いますが
長年勤めていた会社の社長との折り合いが、悪くなってきました・・・・
まじめな母と、適当な社長
会社の取引先は、社長ではなく母に全信頼を置き、仕事を任せていました。
社長も母に、絶対的な信頼を持っていました。
時には、社長の愛人が会社に乗り込んできて、その尻拭いまでするという・・・
最後は、母がもう、疲れ果ててしまいました。
辞めたい…と漏らすようになり
妹と需要と供給が一致していたため、妹家族と同居することとなりました。
そんな時に、私の住んでいるアパートに空きが出ることを知り
上と下で借りることができたため、子供達も気兼ねなく過ごせるという事で決定
まだ、50代だった母は慣れない土地で、マンションのお掃除をして働くことにしました
元気でしたが、学歴も資格もない母は、お掃除の仕事ならできる!と言って
毎日休まず一生懸命働いていました。
孫の面倒も見てくれ、私も妹も本当に助かったし、感謝しています
義両親と実母が顔合わせを我が家でした時に
義父が実母に、お仕事されてるんですか?と聞きました
母は「マンションのお掃除をしています」と言いました。
「あ~それは大変ですね~」と義父
それ以外、私の家族については聞かれたことも、話したこともないので
そういう仕事をしている人間を見下していたんだと思います
掃除婦をしているような母親の娘、ってことでしょうね
だから「育ちが悪い」ってことです
原文は「お前の妻は、育ちが悪い」と書いてありました(笑)
一応目は通したものの、旦那はすぐにシュレッダーにかけました
義母とは時々会っていたし、連絡を取り合っていたので後日聞いた話では
私達が何も返事をしないことに腹を立てているようでした
・・・・っていうか返事来ると思った?(笑)
それから数か月、また手紙が届く
内容は、同じような内容でした
とにかく、自分がいかにすごい人間なのか‥‥がメインです
しかし、二度目は泣き落とし(?)の部分もありました
仕事でお金を借りようと思ったようで、銀行に行ったら貸してもらえなかった
会社の看板が、いかに重いか分かった…というような内容だったと記憶しています
誰が80とっくに過ぎたジジイにお金をかすんでしょうか?
考えたらわかるようなものでしょう!元銀行員の義父!
そして、立て替えないとできないような仕事、貴方はもう、してはいけないんですよ?
現金で取引できるお小遣い程度で辞めなさいよ・・・・・・
どうせ、D社に言われたんでしょう・・・・予想付きますよ・・・・
やっぱり切って正解でした
当然、返事などしません
追加事項としては、お墓には入れないと書いてありました
大丈夫です
揉めたときから、私はお墓には入りません、と旦那に宣言していました
私が死んだら、自分だけ樹木葬に入る、と話をしました。
そしたら、「俺も」というので、それは、だめなんじゃない?という話もしました。
旦那も、もともと父親への気持ちは薄く
これまでしてきたことを知り、怒りから軽蔑に気持ちが変わったのだと思います。
と、いうことで自分たちで樹木葬探し始めていますのでご心配なく
最初から一緒の墓になど、入るつもりもありません
そしてほどなくして、また手紙が届く
好きだね~~‥‥手紙・・・・・・
義父は義母に対しても、腹の立つことを手紙にしたため渡すようで
今回の私達の行動も「お前の育て方が悪いからこういう人間に育った」などなど・・・・
とにかく、自分の気に入らないことは全部人のせいなので
その八つ当たりを義母のせいにして、色々と書きなぐって渡されたと言っていました
義母は、多くは言わなかったのですが、きっと私のことも色々書いてあったに違いありません。
なので、三度目に届いた手紙
私達は「受け取り拒否」にして手紙を送り返しました