従業員Bは、私が入る一年ほど前に入ってきた新人さん。
と言っても、年齢は30半ばで寡黙な人・・・・
忙しい旦那を横目で見ても、何もしない従業員A
そんな従業員Aに、頼みたくもない旦那
と言うことで、従業員Bを雇ったのですが
これまた、旦那になにか言われないと
じ~~~っと机に座ったまま・・・・・
ただすわってる・・・・・・
苦痛じゃないか
居眠りしたり携帯いじってるAよりましか
見かねた私は、旦那に、従業員Bにお客さんをつけるように言いました
一番単純に対応できる顧客を。
それは従業員Aのもともとの顧客
でも・・・・何年たってもダメだった・・・・・・
色々と指導して、電話をするようにとか、
客先に行って仕事があるか見てくるようにとか
いつまでたっても、そんなことすら言われたらやる・・・程度
何度も同じことを言うこっちも苦痛になってくる
世間話すらできない・・・電話しても1分も話せない・・・
コミュニケーション能力が低く、
営業という職種に全く向いていない人で、お手上げ状態でした・・・・
そして義父は・・・・・
銀行から「会長、会長」と持ち上げられ、お金を借りてくれと言い寄られる
「しょうがないな~」と言って借りる
おだてられ、泣き落としされたら絶対に断らないのだ(すげ~)
銀行にいい顔をしておけば
借りておけば大丈夫なんだ
という思考です
バブル期のまま、何も見直さずにここまできたようで
私が会社に入った年は、会社史上、最高売り上げをたたき出すも
キャッシュフローでは大赤字
最高売上なのに、大赤字って・・・・・・
でも、義父はそんなことはお構いなしで「過去最高売り上げ」に気を良くしていた。
税理士が
「なぜ借りたんですか?」
「これは何のために借りたんですか?」
「過去最高売り上げでも、この借入と返済は大変ですよ」
と言っても
過去最高売り上げの自慢は止まらない
そしていつものセリフ・・・
「いいんだ、いいんだ」
・・・・というか、キャッシュフローの意味さえも知らない義父
この時すでに債務超過の自転車操業
(この時点で私は、そこまでひどいとも気づいていません)
そんな義父を横目に、危機感しかない私は動き出す
ある保険会社がやっていたセミナーに参加することにしました
経理にズブのド素人の私。
まさに渡りに船でした
会社の税理士に、色々聞きたかったけど・・・・・
常に義父がいたから聞けなかったし、私がコソコソ聞いたことを義父に知られるのは
その時点で知識のない私には危険な行為だと思ったから。
そして・・
セミナーに参加した結果、私の考えは間違いじゃないと確信して
旦那に訴えました
でも・・・・・そこまでも、ずいぶんと葛藤し悩みました・・・・・・
黙っていられない状況とはいえ、旦那の父だ・・・・・
父親が、間違っている、ということを言って受け入れられるのか・・・
対処できるのか・・・・・・
言っていいことなのか・・・
黙っているべきなのか・・・・・・
悩みましたが、このままでは家も何もかも取られる…と思い
借入の額が尋常ではない事
このままでは会社が倒産する事
保証人になっているからには、家も取られる事
義父のやっていることは、私でもわかるド素人以下の管理である事
旦那は、私の話をちゃんと聞いてくれたし、この後
そのセミナーの先生に、個別で経理診断をしてもらうことに賛成もしてくれ一緒に聞
いてくれることになりました
セミナーから一か月ほどだったと思うけど、その先生の事務所に伺いました
本を何冊か出しておられたり、テレビにも出たことがある先生のようで
(すみません、私は知らなかった^^;)
色々とお話しを聞いてくださいました。会社の内容も。
先生は
「義父が一番の根源じゃないですか?まず、見直すのはそこでしょうね」
とおっしゃった・・・・・
私はずっと前からそう思っていたので、第三者の方から意見していただけるのは
とてもありがたかったです
そして、旦那も私の言っていることと、先生の言っていることが合致しているので
全てを理解し始め、その入り口に立ったのでした・・・・・・