私が会社に入った時、義父は会長と呼ばれていました。
すでに、旦那が社長と呼ばれて何年も経っており
初代経理の人は、数年前に辞め
二代目の経理の方が働いている環境。
この、二代目の経理の方が「辞めたい」ということで
私に白羽の矢が立ちました
二代目の経理の方は、ご主人を病気で亡くされていて、おひとりでした。
ご主人が残されたマンションにお住まいで
お年も当時50をとっくに過ぎたご年齢。
会社から自転車で、数分の距離で
私から見たら、この仕事の内容で、正社員、給料もそれなりにもらっているのに
なぜ辞めるんだろう・・・・と、最初はわかりませんでした
従業員Aと仲もよく、二人でよくおしゃべりしていたのになあ・・・
旅行やコンサートなど、地方によく行っていたようだから
誰もいないときには、自由にそのプラン検索やら電話やら
会社で使っている、財団の特典などをフル活用していたようだし。
お金の要は、会長が決めていたから
言われたことをやるだけでよかったし、なんの責任もない。
9時5時で、時間の融通も休みも、何も言われることもない。
お給料も20万円プラスボーナスだったから
環境的に、私から見たら羨ましいと思っていました。
でも、給料に不服があったようで
従業員Aに相談をしたらしく「給料上げてくれっていえばいいよ」
とこいつがアドバイスしたらしい。
アドバイス通り、旦那に給料アップをお願いしてきた二代目経理
当時、私はまだ、会社にいなかったので
そのことを旦那に相談されていました
客観的意見を聞きたかったのです。
仕事の内容的に、充分な金額だと旦那は思っていたし
私的にも、その給料で不満があるなら私がかわりたいよ~とか思った
だから、拒否でもいいんじゃない?
となり、結果、現状維持という結論に落ち着きました。
それから1~2年
それが、起因なのか・・・・?と最初は思っていましたが
多分・・・そうじゃなかったと思います。
いや・・・それもきっかけだったのかもしれませんが
「だから辞めたんだろうな・・・・」と、すぐに気づくことになりました
私は入社してすぐに
旦那の大変さを、身をもって感じることとなりました。
それまでも、朝6時過ぎに家を出て
帰宅は23時~日付をまたぐことも珍しくなかった・・・
過労死レベルで毎日働いていました
他の人達は、5時になると即帰る(別にいいですが・・)
従業員Aは、5時になると同時にテレビをつける・・
社長が仕事をしているのに、
まったくお構いなしでテレビを見始める・・・
あるとき私は、点けたテレビを消したこともあったのですが
翌日には、何も気にすることなく5時に点ける。
五時過ぎたんだから、いいだろ。という発想です
数字を計算している私には、とにかく耳障りで
何度も消したことがあったけど、何も気にしない人間
もっと繊細な仕事をしている旦那には、地獄だったと思う
そんなにテレビが観たいなら、早く帰って家で見ろよ~~~
月曜の朝から居眠りをするような人間で
とにかく、暇つぶしに自分の息のかかった会社に行っては、
ぶらぶらと遊んで歩いていた。
長居するために、ご丁寧にコーヒーまで買って
そして5時10分前に毎日帰ってくる
しかし、毎日同じところに行っても、相手は仕事をしている訳で・・
いずらくなって、旦那が仲良くしている取引先に行ったりもしていた
ある日「従業員Aさ、何のために来てるんだか知らないけど、邪魔なんだよね」
と、旦那が言われる始末・・・・・(なぜ本人に言ってくれないんだ・・・)
行き先を失ったAは、会社にいたりもするんだけど
メモ帳を作る・・・
席で居眠りしてる・・・
PC前に座って、調べ物をしているふりをして寝てる・・・・
とにかく居眠りしていることがほとんどで
一緒に社内にいる私がストレスマックス
それでも・・・・・
後からきた社長の奥さん、というだけで客観的にみると嫌なものだろうな・・・と
いつも自分を制していました
時々机を「ばん」と叩き音をさせて起こしていました
時には、真剣に眠り過ぎて携帯を落として自分で起きるパターンも多かったな
それでも、また寝るからいたちごっこなんですけれど・・・・・
売り上げが上がらず、給料分の売り上げを具体的に上げなさい、と言っても
「はいはい」という調子で、見合わない給料をもらっていた人物だった。
それに対してガツンと言えない旦那・・・・
そういう人間に、頼むこともしたくない旦那・・・
だから余計に仕事を抱え込むことになる旦那・・・・・・
旦那は会社で一匹狼的な感じでした。
一人で会社の売り上げを上げていると言っても過言ではない状況でした・・・。
でも、そんなこと続きません。
一人で何人分の給料稼ぐのか・・・
私に出来ることはなんだ・・・
でも・・・・問題が多すぎて、何からやっていいかもわからなくなる