ぐらぐら
3月29日
母の余命1カ月
それすら難しいかも知れないと告知された
部屋を出た後
必死に涙を堪えていたところに
偶然来た上の弟に会う
先生から聞いた話を告げる
もう
ホンマに何もないんか?
みるみる間に弟の目に涙が盛り上がる
堪えていた私も決壊し
待合室でひとしきり泣く
弟が先に戻り
このまま病院にいるか
家に帰りたいかを母に聞いたらしい
帰っていいの?
ちょうど母がそう弟に返したところに
私は戻った
そう
今回は抗ガン剤を打てないから
どっちでもいいって
弟はあくまで今回は無理という体で
話をすすめる
母は
帰りたい
と言った
分かった
んじゃ、帰ろう
弟はすぐに先生に話しにいった
私はどうしていいかわからなかった
母のしたいようにさせてあげたい
でも
メインで看るのは私
何かあったら
何かあったら
どうしたらいいのか分からない
父の時は
母と私がやった
最終的には
父は病院で看取った
自宅での看取り
お母さん
お母さん
お母さん
私はどうしたらいいん?
帰ってから
声をあげて
何時間も
何時間も
泣いた