兄 | 祈るまえに、恋をして。

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私には二人の姉と一人の兄がいる。
今にしては珍しい4人兄弟。
姉、姉、兄、私。

先日ブログに
「橋の下で捨てられた子供」と
娘をからかう話を書いたけれど

「橋の下に捨てられたお前を
お父さんとお母さんが拾って来たんだよ」
「お前が、かわいそうだから育てたけど
本当はこの家の子供じゃないんだ!」
と言ったのはこの兄。

何かにつけ、このフレーズで私を
どん底につき落とし、両親の愛は
お前になど向いていない
とばかりこの話を朗々繰り返した。

家の近所には小さな川が流れ
そこにかかる橋には、
橋の下に河原があり
確かに、捨てられていてもおかしくない。

5歳離れた私は、この話を
鵜呑みにし、絶望的な気分で
父と母の帰りを待ち、泣きながら
コトの真意を確かめたのを覚えていえる。

兄は何かにつけ私にちょっかいを出した。

寝ている私の眉毛を油性マジックでつなげ
私の顔に我が名字の印を
押しまくっていたことがある。

そんな思い出ばかり
最近想いだしていたけれど。

幼きころ
雷がなる夜は
この兄に抱きつき、恐い恐いと
いって泣いていた。

父母が激しく喧嘩をする夜は
ふたり階段に座って、

「もしお父さんとお母さんが
別れたらどっちについていく?」
などと真剣に言う兄に
「お兄ちゃんが選ぶほう!」
と答えて、手をつないでいた。

私が大学生になっても
私が一人暮らしする部屋に
酔っぱらって寄り道し
そのまま同じベットで
眠ってしまったりした。

そんな風だから、
父から、兄妹で何か
間違いでもあったらどうする
つもりだと、兄は叱られていたっけ。

私が失恋をした夜は
観音崎までドライブをしてくれた。

結局この兄が、
私はとても好きで
妹に生まれて良かったと
想っている。

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