娘の恋 | 祈るまえに、恋をして。

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ときどきぽつりと更新。

17歳なんて、切り口を考えていたら
どうしようもなく、娘のことを考えてしまう。

戦争もないし、女の貞操観念もない
こんな時代の我が娘。

彼女は今年で16歳になる。

ほんのこの前まで、汗臭い
ほんのり産毛が口髭になったような
もっさりした中学生だった。

高校生になってから、
お気に入りの制服にあわせて
髪を伸ばし、先生に怒られない程度の
ゆるゆるカールを施し、
朝の部活に出立する。

ブラジャーが大人の物に変わり
ショーツの布面積は小さくなった。
その体のラインは限りなく大人の女性
になりつつある。

そういう成長を見るにつけ、
この子はどんな恋をするのだろうとか
危険な目になど合わないようにと
呪文を唱えてみたりする。

いつかするキスも男性との抱擁も
あなたを触れたら落ちる華のように
大切に大切に扱ってくれる男の子に
出会ってほしい。

先日娘が初恋を突然告白し始めた。

中学校時代に仲の良かった
グループにいた男の子。
確か、市原隼人君に似た
男前くんだったなぁ。

「どうして、好きなタイプと
好きになる人はちがうんだろう?」

と繰り返す彼女に、この母は
まだちゃんとした答えを出せないでいる。

その片思いの男の子と
彼女はこの春同じ高校に進学した。

学年でも目立つ彼に
気軽に話しかける娘の周りに
彼と会話したい女の子たちが
集まったという。

未だに、片思いをしているのかな。娘は。

それにしても、なんだか不良っぽい
影のある男の子を好きになってしまったのね。

彼女はいつも、タレントの“ぐっさん”のような
いい夫、いい父タイプなら結婚しても楽よね
なんて言っている。理想の男性なんだそうだ。

でも彼女の現実の恋は、
どうにも女の子を泣かせちゃうような
男の子なんだよね。

身に覚えのある、母は、やっぱり
娘の質問に、答えがみつからないまま
そう簡単にいかないのだよ。と思ったりする。