捨てる女 | 祈るまえに、恋をして。

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ときどきぽつりと更新。

初めて組む女性スタッフと、
遠くにお台場が見えるホテルの
ラウンジへお茶を飲みに。

彼女の仕事への意欲など聞いてみる。

「お仕事、一緒に組めて光栄です!
私、がんばります!
仕事の時は,女を捨てるんです!」
鼻息荒く、彼女は言う。

「仕事してる時は、女的思考は嫌なんです。
だから女は出しません!」
とコーヒーカップを鷲づかみ、言う。

コーヒーにミルクをまぜながら、私は
「あなたの言う女的思考って何?」
と聞いてみる。

「知的で冷静と言われたいんです。
「潔い」「甘えない」「責任感がある」
これが一番仕事には大切ですよね!」
と力説する。

私は肩をすくめて、言ってしまう。

「私の質問にちゃんと答えてないのが
女的思考って言われる所以じゃないの?」

未だに、男社会と言われる組織には
こんな女が出没することがある。

もう女が男化する必要がない
時代が来たことに、気がつかないまま
「女」を意識しすぎて、女を捨てる女。

自身が女性であることを、
受け入れられないまま
自己否定の連続や、
自分の性に対する差別意識が
周りからもそう見られているという歪んだ認識を
生んでいるだけじゃないか、と思ってしまう。

憮然とする彼女を横に、
「あなたの仕事、女でなにが不都合なの?
私は“女”だけど」
ともう一度問うてみた。

憮然として答えられない彼女の横顔は、
乙女のように頑なだった。

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仕事は男でも女でも
「客観性」「俯瞰的視点」「交渉力」
「忍耐力」「金勘定」「情熱」「感謝」「運」
このようなものがあれば、結果は必ずついてきます
ここに根拠ある男女差はありません。
個体差があるのでしょう。

でもあえて男女差があるとしたら
男に“度胸”が必要なところを
女は“愛嬌”で乗り越えていけるって
ことくらいかしらね。