ここで言う「昔の彼女」とは“私”のことです。
20日火曜日、友人との待ち合わせ。
その待ち合わせに、昔の私まで会いにきてくれたような
過去に引き戻されるような、温かな体験をしました。
友人のisolettaはファッション業界で活躍している人。
私の変化を促し、見守ってくれた友人です。
その友人の仕事を、今後手伝おうと
最近名詞を作るため、見積もりをとっていました。
ところが、業界筋のほうが高いのです。
彼らはロット数に対して経済メリットを提供する
中~大規模印刷会社さん。当然です。
結局、以前isolettaが自分で印刷を依頼した
街の小さな印刷屋さんに行こうという話になりました。
待ち合わせは代々木公園駅。
代々木公園駅から青年座を横切り
山手通りの高架下トンネルを抜け・・・・・・。
19歳の私は渋谷の富ヶ谷に住んでいました。
最寄駅はこの代々木公園。
isolettaは知りません。
山手通りの高架下トンネルを抜けると
突き当たる花屋さんでアルバイトをし、
続く商店街の中華屋“他人”で出前を取り
靴屋さん、コンビニをぬけ自分の住むマンションのある
井の頭通りへ・・・。まさにホームタウン。
商店街のみんなに大切にしてもらっていたあの頃。
40歳の私もそこにいました。
彼女の言う印刷屋さんは
私が大学生時代、ダブルスクールで専門学校に
通っていた頃、課題を手伝ってくれた印刷屋さん。
彼女のオフィスと私の住んでいたマンションは徒歩30秒。
この偶然。時間を経て行きつくご縁の不思議。
自分の思いつきとわがままでこの街を離れ
いろいろなものを失い、もまれて成長した自分が
人生の転機を迎えた時に戻って来た場所。
アルバイトしていた花屋はないけれど。
よく行っていた親父さんのいる小料理屋
その向かいにあったお茶漬け屋
五代夏子の実家だった魚屋
みんな形を変えたけど、そこにはイキイキとした
19歳の自分がいるような気がしました。
やりたいことはすべて出来ることだと
行動していた私。
なぜでしょう。昔の自分から
「よくがんばってきたね」と言われたような気がしました。
会社を辞めたことは大きな清算でしたが
ここでもまた「小さな過去の清算」ができたような
不思議な時間でした。