我が家の隣が「佐藤」さん2件置いてその先が「鈴木」さん
この様に日本全国探しても最も多い姓が佐藤さんで二番目に多いのが鈴木さんだそうです。
そのルーツを探ってみるとさすがに多い理由がわかってきます。
佐藤さんは平安時代中期に関東地方で勢力を伸ばした藤原秀郷の子孫がそもそもの始まりと言われています。
代々に受け継がれた左衛門尉という役職の左に藤原の藤を組み合わせて名乗ったのが始まりだと言われています。
その後この一族は関東から東北へ勢力を伸ばしていったため関東以北に佐藤姓が多いと言われています。
それに対して鈴木さんは世界遺産にもなった紀州和歌山の熊野信仰から来ていると言われています。
熊野信仰で使われた稲穂の束かイネ科の多年草のススキかを神事で使っていたと言われています。
そのススキを使って神事を司る人を鈴木さんと呼ぶようになったと言われています。
その神官達が熊野信仰の全国的な広がりで各地に移り住み住み着いて鈴木さんが全国に広まったということです。
今ではありふれた名前と思われがちですがその当時は皆名乗りたくて仕方のないような名誉ある苗字だったわけです。