自閉症、ホルモンを鼻に噴射して改善 東大 | versnighgenistのブログ

versnighgenistのブログ

ブログの説明を入力します。

今直也】軽度の自閉症の人に対して、ホルモンの一種を鼻に噴射すると、他者との意思疎通能力が改善できたと、東京大の研究チームが19日(日本時間)に米医学誌に論文を発表した. 継続的な使用で効果があるか、副作用がないかを確かめ、日常生活で症状の改善に使えるようにしたいという. 自閉症やアスペルガー症候群などを含む「自閉症スペクトラム障害」は、日本人の100人に1人以上の割合で患者がいると考えられている. 他者とうまく意思疎通ができない障害のため、社会生活に支障が出る人が多い. 東大の山末英典准教授(精神医学)らは、脳内で作られるオキシトシンというホルモンに社会性を高める働きがあることに着目. 知的障害がない軽度の自閉症の成人男性40人の協力を得て、オキシトシンを鼻に噴射した後、他人の言葉だけではなく、表情や声色から意図をどれだけ判断しているか見る心理テストを行った. 噴射前は表情や声色から判断できた回数は健常者の約84%だった. 噴射直後は、回数が約6%増え、健常者の約94%の回数に近づき、理解力の改善効果が確認できたという.