【7景】矢沢ようこさん
赤い斜めのベッドに横になる舞姫。
しかし客席側ではなく本舞台側に傾斜しているため姿は見えず、脚だけで演じて魅せる。
鏡面には綺麗なおみ足が映し出される。
続き、音楽がかわり、多数の紅のダンサーが登場。
先ほどとは傾斜の向きが反対になったベッドの上で仙葉さん小野さんがM字開脚とまではいかないが音楽に合わせてベッド上でさかんに脚を動かす。
そして赤いベッドは本舞台右端に移動。ポールも出現。
二人の舞姫とバックダンサーが斜め一直線になりダンスを披露。
右端でポールによじ登る矢沢さん。
そして赤いベッドに飛び降ります。
ここで見事なのがポールの高い部分から飛び降りるにも関わらずバタッとした動きにならずふわっと舞い降りるようにベッドに着地するところが、目立たないところですが矢沢さんの技量が窺えます。
ただ、ベッドが右端に寄ってしまうため、人によってはメインの矢沢さんより一直線に並んだダンサー達に注目がいってしまうような感じがしました、そこが少し個人的には惜しいと思いました。
トリの7景ということとこの音楽の雰囲気、そして多数のダンサーが出演することもあり、まるでフィナーレのように感じてしまうのは私だけでしょうか?
しかし・・・
ここから雰囲気が一変。
Mado○naのThe Pow○r Of Good-Byeが流れる。
かなりお気に入りの曲なのですが、Mado○naの透き通るようなボーカルと同じく透明感のあるBGMにまるでここではないどこかへ誘われているような気持ちになります。
そしてこの曲と矢沢さんの「世界」が見事に融合し、矢沢さん独特の世界を魅せてくれます。
2景の魅麗さんと同じく「妖艶」という言葉がよく似合う矢沢さんですが、魅麗さんの挑発的な瞳で誘惑する妖艶さとは異なり、どこか吸い込まれてしまうような妖艶さを全身から醸し出しています。
気がついたらあなたは既に矢沢ワールドに入り込んでしまっているでしょう。
余談ですが、この曲中に、本舞台の移動盆の矢沢さんの後ろから、曲に合わせてバックダンサーが一歩ずつ静止しながらはけてゆくのですが、
一番最後にはける小野さんことはにぃちゃんが最後にスタタタッと本舞台から消えてゆく動きが可愛らしく映りました![]()
【フィナーレ】
ついに155公演目のフィナーレ。
ここに至るまでにさまざまな出来事がありました。
初日1回目が終わり休憩時間中の地震。
地震に伴う公演日自体の中止や公演回数の短縮。
いつ余震が起こるか分からない中で一生懸命に踊る舞姫たち。
そしてそんな懸命な舞姫たちを観劇(応援)にくる観客。
諸事情によりメンバーが欠員となってしまうこともありました。
3月の公演の際、1回目にはいた舞姫がおらずとても心配でした。
次公演で同じ景を演じる予定の楓乃々花さんが急遽代演を行うこともありました。
慣れない踊りを一生懸命頑張っていました。
振りが間に合わないため、メインの6景ではない3景では参加出来ませんでした。
3人で踊って初めて成り立つこの景、ぽっかりと空いた穴はとても寂しかったです。
まして1回目を観劇した際、ベッドで手話を演じたとても気になる舞姫がいないので私にとっては尚更その思いは募りました。
しかし、そんな某舞姫も今回の再演では見事に100回の公演を乗り切ることができました。
中編のレポでも書きましたが、劇場関係者・周りの優しいお姐様方に支えられたのもそうですが、彼女の頑張り・努力が実った瞬間でした。
そんな彼女には「よく頑張ったね」と粋なお客様方からのたくさんの花束。
そしてアツイファンの方が作成した応援幕が劇場後部に掲げられました。(これは6景の際)
フィナーレでもアツイ応援幕が掲げられました。
ブラボーの掛け声やスタンディングオベーション。
普段の平日では見ることのできない拍手喝采。
浅草ロック座が「一つ」になった一日でした。
私は観劇を始めてまだ4ヶ月あまりですが、この短期間のうちに
このような素敵な瞬間に立ち会うことができたことを本当に嬉しく思います。
舞姫方はそれぞれのコースに進んでゆきます。
同じ公演・メンバーで行われることおそらくないでしょう。
また同じ公演を観たいと思ってもそれは叶わない夢なのです。
映画のDVD、ネット上の動画などとは異なり、その瞬間をライブでしか感じることが出来ない、それがストリップの良さでもあると思います。
最近は小さな劇場も閉館となるなど、業界自体が衰退の一途をたどっていると聞きますが・・・
素敵な舞姫の方々、アツイ観客の方々がいる限り、私はこの世界は衰退しないと思います。
そして仙台ロック座も再開するとのこと。
これからは右肩上がりで躍進を続けることを願って止みません。
最後に・・・
最初は私もそうでしたが、「ストリップ」と聞くと、いやらしいイメージしか浮かばない方が多いかもしれません。
男性の客が女性のダンサーの裸を見に行く風俗としか思っていませんでした。
しかし、初めに持っていたこの第一印象がどれだけちっぽけなものか、間違っていたものかが実感できると思いました。
きっかけは何でもかまいません。
「好きなAV女優さんがストリップに転向したからちょっと気になるから見に行ってみようかな」
それでもかまいません。
勇気を出して一度劇場へ足を踏み入れてみてください。
ストリップが「芸術」であることがお分かりいただけると思います。
※これは個人の意見によるもので、製品を保証するものではありません。
(シリアスになりすぎたので最後にくずしてみました笑)
追伸.某舞姫について、当初は名前を「さおり」だと思っていたことは本人には内緒にしておいてください(笑)
この長文駄文をお読みいただきありがとうございました。