6月度詠草と添削-3
SSさんの歌
もう来ぬと思いて帰る吾なれど見送る姉の面に笑みあり
まひるまに網戸張り替え涼呼べり清しと眺むたるみたれども
大塚先生の添削
もう来ずと思いて帰る吾なれど見送る姉の笑まい残りぬ
まひるまに網戸張り替え涼呼びて清しと眺むやや弛めども
TSさんの歌
白ピンク淡い緑がふんわりとバラと競演語らふ少女
父の声背中を押したりしかったり届いています今も私に
大塚先生の添削
父の声わが背中押したり叱ったり届いています今も私に
白ピンク淡きをまとい少女らはバラ競演庭に語らう
THさんの歌
ふる里のひとつばたごは今盛り手を繋ぎ合い訪(と)いし老あり
花白く雪おくごとしひとつばたごもの思わせて咲き静もれり
大塚先生の添削
ふる里のひとつばたごは今盛り手を繋ぎ合い見る老夫婦
花白く雪おくごとしひとつばたごもの思わせて真昼静もる
※時間帯ができた
NKさんの歌
夏は来て今朝の牛乳(冷)に変え素足で飲めばひんやりふたつ
店内のランプシェードを差しつ友幼き頃の戦さ朧と
大塚先生の添削
店内のランプシェードを友差して戦時語れり記憶おぼろと
夏は来ぬ今朝の牛乳冷にして素足で飲めば心ひんやり