February 03, 2012
次は小学館「新編・日本古典文学全集」である。
歌番号4465~67の左注に対する頭注と、萬葉集第四巻の解説に大伴家持の
この頃の状況を記述してある。
「この長歌は大伴一族を訓諭する自らの姿を想像して作った家持の机上の
作であろう」
四四六五~六七の左注に対する頭注から引用
「やがて一族の長老大伴古慈悲が朝廷を誹諺したとのかどで禁固された。
幸い三日後に釈放されたが、そのことを遺憾に思った家持は、伝統ある
家の名誉を失墜させてはならぬ、という趣旨の喩族歌を作るが、恐らく
公開されないまま篋底に収められたことであろう。」
萬葉集第四巻の解説から引用
ここでも大伴家持が氏上かどうかはっきりとした記述はない。
ただこの3首が「家持の机上の作であろう」とか、「恐らく公開されないまま篋底に
収められたことであろう。」とは意外だった。