宮城谷 昌光 「呉越春秋 湖底の城」3巻    | 短歌初心者 萬葉集 読書

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宮城谷 昌光さんの「呉越春秋 湖底の城」3巻を読み終えた。

4巻は多分2013年7月に発刊となるだろう。

待ち遠しい。


呉越春秋 湖底の城」3巻の内容紹介を「BOOK」データベースから引用

   伍子胥は、処刑される父と兄を救出するため都に潜入するが果たせなかった。

   「つぎに楚都にくるときは、楚を滅ぼすときだ」と伍子胥は誓う。

   祖国を出て宋をめざす。

   楚の太子建がいるといううわさもあり、配下と集合する地が宋の首都・商丘になって

   いたからだ。

   宋に入り見つけた宿の家主は褒氏といい、婦人が家を守っていた。

   亡くなった主は、今の宋君と対立する向氏に仕えていた。

   婦人は小羊という名の童子を伍子胥に預かってほしいと頼む。

   伍子胥らは宋を出て鄭に向かった。苦難の旅は続く。



この3巻でもっとも宮城谷ワールドが良く現れている部分を引用。

   延陵にもどった伍子胥は、まっさきに季子に委細を報告した。

   ―この人には、かくしごとをしてはならない。

   季子を敬仰している子胥は、そういう気持ちで、呉王に謁見したあと公子光にもて

   なされたこと、そのあとに彭乙と言う商人に会い、数奇な運命について教えられた

   こと、さらに公子蹶由から呉王室の宝剣をさずけられたことまで、逐一語った。

   「これが、その宝剣です。わたしのような者が持っていてよろしいのでしょうか」

   と、子胥は短剣をさしだした。

   季子はその短剣をみただけで、手には執らず、

   「ああ、それは父の近くにあった。われは父より弓矢をさずけられたが、兄は剣で

   あったのか。いずれも邪気を祓う。その剣には父の遺志が籠められている。兄がもう

   すこし若ければ、そなたを左右に置きたかったにちがいない。その心が暗示されている

   下賜であるとみた。と同時に、先王であるわが父が、そなたをみこんだ、とも想われる。

   そなたはその剣をもち、兄にかわって、邪気を祓ってもらいたい」

   宝剣の所持を季子も認めてくれたのである。

   「それでは―」

   と、短剣を手もとにひき寄せた子胥は、その剣を目より高くささげた。心のなかで、

   季子の父である寿夢に礼意を献じた。

   「そなたは、公子光の賓客となったのか」

   季子はそこが気になるらしい。

   「いまのところ、何の役にも立たぬ客なので、気ままにさせてもらっています」

   「王は、大魚をのがしたような気がする。王の近くに人物がいないということだ」

   と、季子は軽く嘆じた。

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December 22, 2012