2013年度の短歌入門講座が始まった。
あらかじめ出詠するよう連絡があったので2首をメールでお送りした。
大宰府のあるじ忘れず咲ける花北野の園は匂ひかぐはし
くわんおんのみてにいだかれ無何有(むこう)なる郷(さと)にあそぶははるのひとゆめ
※誤字訂正済み
1首目は菅原道真「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」、
2首目は大塚寅彦先生の歌集の題名『夢何有郷』に着想を得た。
1首目の「咲ける花」は梅であることが分かっているのであえて「咲ける花」とした。
2首目の「無何有なる郷」は荘子の「無何有郷」が原典で、理想郷のことだ。
大塚先生の歌集『夢何有郷』はここからとられている。
また平仮名が多いのは会津八一を真似たからだが、「無何有なる郷」は平仮名で書くと分から
ないのでここだけ漢字を用いた。
大塚先生の添削
大宰府のあるじ忘れず咲ける梅北野の苑に匂ひかぐはし
くわんおんのみてにいだかれ無何有(むかゆう)の郷(さと)にあそべりはるのひとゆめ