AYさん(赤)
1 独り居の義兄より夫に便り増え薄き封書に思ひ漂ふ
添削:独り居の義兄より夫に便り増ゆ時にはクイズのみ書かれゐて
補足:構ってもらいたい心情がわかる
②本音など言へずに終えし会のあとフロントガラスの雨に打たれる
添削:本音また言へず終りし会のあとフロントガラスの雨に打たれる
AYさん(荒)
① 家ぬちに数多住みおる鬼どもを声高々に豆もて祓いぬ
添削:家ぬちに数多住みおる鬼どもを豆もて祓う鬼声上げて
2 白妙の衣まといし伊吹山雪は静かに花芽育てむ
添削:白妙の衣まといし伊吹山雪に耐えつつ花芽育たむ
※「花芽育てむ」と「花芽育たむ」・・
言葉使いの妙、歌人の言葉に対する繊細さが表れている
AYさん(安)
1 買い換えし弁当箱のやや小ぶりおかず彩り夫に渡せり
添削:買い換えし弁当箱はやや小ぶりおかず彩り夫に渡せり
② 姪の子に「アンパンマン」を聞かせをり娘(こ)にきかせしの想い出は昔
添削:姪の子に「アンパンマン」を聞かせをり娘(こ)にきかせたる日々も
思い出
IKさん
① 辛夷樹は終のひとはを落したり春呼ぶ莟ぎゅっと抱へて
2 目暮れさむ温(ぬく)し部屋より戸を引けば雪ふはふはと無音でふれき
添削:暮れさむし温(ぬく)き部屋の戸引くときを音なき雪のふはふはと
触(ふ)る
○印は大塚先生の評価