道草を食う。という言葉があります。

 



こういう慣用句、語源は馬由来であることがかなり多いです。

 



 

で、ちなみに道草を食う。というのを調べてみると、

 

馬が道端の草を食っていて、進行が遅れる。

転じて、目的地へ行く途中で他のことに時間を費やす。

途中で手間取る。

 

 

という意味で、ご存知の通り、予定より遅れたり、余計な時間を費やす様な時に使いますよね。

 






まさにこれ。

 


 

 

アニバーサリーとドゥーアール。

この2頭仲良しこよし。でも時よりどちらかがしつこすぎて、お尻噛んだりしてイヤァとなることもあります。

 

 

 

 

どっちかというと、芦毛のアニバーサリーの方がドゥーアールがいなくなると寂しがったり、一緒にいようとしたりします。

ドゥーアールは牝馬。肝っ玉座ってる女子です。

 


 

 

 

 

 

話を戻して、馬由来の言葉というものは意外に日常に溢れていたりします。

それが例えば競馬に興味がない人でも使ったりするのだから面白いところ。

 



 

 

例えば、ラチが開かない。

物事がうまく進まなかったり、話が進まないと使いますが、その通り競馬のラチ(柵)からきています。

 

 

デットヒート。

この両者のデットヒートが!という様なものがありますが、これも元は競馬由来。

 

 

はなむけ。というのもあります。

せめてものの、はなむけだ。なんて漫画の吹き出しでも出てきそうな言葉ですが、

これも馬由来。

 

 

大昔は遠くに旅だったりする際、馬の鼻の先を旅立つ方向に向けて安全や成功などを祈っていた風習があるそうです。

そこから今日も使われてるんですね。






ちょっと文字が多いので、全く話とは関係のない、エタリオウのうたた寝を入れて小休憩しましょう。



 

 


さて戻りまして、


 

あとは、バテる。

バテたわぁ・・・なんて会話をしますが、これも実は競馬由来。

 

その意味の通り、ゴール前でスタミナ切れなどの際、馬の脚がバタバタになってねぇ。なんて言いますが、

そこからバタバタ、果てる、などの言葉が変化省略してバテるという言葉になったそうな。

 

 

 

意外なのは、コーチ。

監督、コーチなどの役職のコーチ。これも馬由来。

 

 

勿論日本語ではなく外国語由来ですが、コーチという意味は四輪馬車。

あの、外国とかで馬車に乗るあれです。

 

 

 

それが馬車で目的地まで送るという言葉の意味でも使われる様になっていき、

それが指導者などにも当てはまる事から、昨今コーチと言われる様になったそうです。

 

今では、会社の組織論やリーダーシップ論などから、コーチングという言葉が増え、

コーチング研修なども多くなったと思いますが、馬由来なんですね。

 

 


 

 

 

とまぁ他にも色々あると思いますが、実は馬と人とはこんな所にまで関わるくらい深い関係なんです。

 

今回は雑学ブログみたいになったので、道草を食う他の馬たちの様子をあげて今日はこの辺で。

 

 



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ビービーガルダン




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