私は2017年4月、子供が4歳と1歳の時に正社員転職に成功しました。
 

当時、実家遠方で頼れず、夫はブラック企業勤めのため、深夜残業当たり前で、

育児に関してはまったく当てにできませんでした。完全なるワンオペ育児です。

 

ーなぜ転職に踏み切ろうと思ったのかー

 

私は、新卒ではいった広告代理店を結婚を機に退職し、

その後は知人の会社に籍を置かせてもらい、

在宅でライターをしながら2人の子供の出産育児をしてきました。

ただ下の子が1歳を過ぎて会社への通勤が必須(片道1時間)となり、

その通勤時間をもっと時間を有効に活用できないかということを考え、

家の近くで働けるところへ転職をすることを決意しました。

転職サイトを見ていた時に見つけたのが、

我が家から徒歩5分のとこにある大学の専任職員の求人でした。

地元で評判のいい大学であるということは知っていたのと、
『正規採用、家から徒歩5分、教職員専用の保育園併設』で、なんと理想的!と、

採用試験を受けることにしました。

ただ大学職員というのは競争率が高い職業のようで、

私のように子持ちで転職するには少々ハードルが高いようでした。
 

正職採用試験なので、独身男性と戦わないといけないからですね。

 

ここは戦略が必要です。

 

私が採用試験に向けてやったことを、まとめたいと思います。


①徹底的な情報収集

はじめに大学のホームページを端から端まで全て見て、大学の概要をつかみました。

周年記念誌をダウンロードして創設者のストーリー、歴史、建学の精神、理事長メッセージなどを徹底的に読み込みました。

 

もう絶対にここしかないと思っていたので、他は1社も採用試験受けていません。

他の応募者はおそらく、他の企業や大学へも応募しているはずなので、

おおまかに「どこにでも出せる履歴書」を出してくるはずですが、

差別化をするため「業界研究」や「企業研究」に当たるところを徹底的にやりました。

 

情報収集をしていると気づくことがあると思います。

 

それは、「何度も何度も出てくる単語」があるはずなんです。

ホームページや特に代表挨拶は要チェックです。

 

その「何度も出てくる単語」はその企業なり組織が大切にしているマインドだったりします。

 

そこを拾い上げて、その「単語」と「自分ができること」を組み合わせて履歴書で表現すると、

「絶対に落ちない履歴書」になります。

 

私、新卒の時から「履歴書」で落ちたことないんですが、

「相手の目にとまる履歴書の書き方」があります。

 

おいおいそこも、紹介していきますね!

 

また、大学というのは文部科学省の管轄にある教育機関になりますので、

文部科学省と中教審の大学分科会のページをざっと見て、

最近の動向や大学が直面している問題、これからの目指すべき姿などを頭にいれました。

 

ちなみに、1通の履歴書を書くのに2週間かかりました。
 

(ちなみに入職後同期に聞きましたが、履歴書を書くのに中教審の答申までチェックしていたのは私1人でした。)

もちろん履歴書はパスししましたよ!

 

 

②「何ができるのか」を正直に伝える

いざ!筆記試験と3回の面接。
 

徹底的に情報収集しているので、だいたいのことは他の応募者より一歩深い返答ができたのではないかと思います。

 

また、子供が2人いること、ワンオペ育児であること、頼りになる親族はいないことなどを

「正直に」話した上で、子どもが病気になった場合、どのような対策をとるかなどプランも併せて話しました。

 

「何でもできる」という嘘は言いませんでした。

 

無理して採用されてもお互い不幸になるだけなので・・・

 

ただ、「私、できません」ではなく「ここまでならできます」を提示しました。

 

 

③マインドロックを解除する

子持ちで働く上にはどうしても心理的、物理的な制約がかかりがちです。

 

残業ができない

パートしか無理じゃないか

子供との時間が過ごせない・・・
 

私自身も子供が生まれた時に、

正直「私個人」の人生は、もう謳歌できないのではないかという不安を感じました。


ただ、自分の心理的なハードルを解除してしまうと、

意外と選択肢が多いということに気付きます。

 

まず「私はできる」と強く信じることが第一歩だったように思います。

 

昔から引き寄せの法則は好きでしたが、「引き寄せ」が科学的にも証明されましたね。

 

 

そして得た、「一発必中の内定」

幼い頃から広告が好きで、広告を自分の職業の軸としてきました。

そして、ありがたいことに今までの経歴を買っていただき、広報室に配属していただきました。

挑戦すれば必ず選択肢は増えます!

私の経験が、転職しようと考えているママたちの参考になれば幸いです。