祖母が持つ祖母の記憶がなくなって孫のわたしの記憶が祖母だ
 
それはまるで雪を見上げるようでした 舞台の役者に心撃たれて
 
だから降るのね 桜の花も粉雪もみんな空から落ちてくるのね
 
広すぎる余白を連れてくる君の夕陽のような表情が好き
 
旅をする君の心は湖の向こうの山の頂上にいる
 
「あの頃の僕たちは」とか舞い上がる紙吹雪の中で振り返りたかった