こんばんは。須藤です。

つい先日のこと。

セラピスト講座で

シロダーラの指導をしている最中、

今さらながら気付いたことがありました。

それは、

ヴァーマで提供しているシロダーラは

「伝統的なひも式」であるという点です。

普段、何気なく行っているため

特別なこととして意識していませんでしたが、

一般的に多く使われている

バルブ式(一定量のオイルを均一に落とす方式)と比べると、

ひも式には

決定的な違いがあります。

それは、

オイルの流れに

完全な均一性が存在しないということです。

一見すると、

均一で安定している方が

優れているように思われがちですが、

神経系にとって

「完全な一定刺激」は、

必ずしも鎮静とは一致しないと言われています。

むしろ、

微細なゆらぎを含んだ刺激の方が

中枢神経は安心し、

思考活動を手放しやすくなります。

ひも式のシロダーラでは、

オイルがひもを伝いながら

ごくわずかな振動とリズムを伴って

額へと流れ落ちます。

このとき生まれる振動は、

意図的に作ることはできず、

生体リズムに近い揺らぎとなって

神経へ伝わっていきます。

アーユルヴェーダ的に見ると、

この刺激は

ヴァータやピッタを鎮め、マナス(心)を静める方向に作用します

考えすぎている状態、

緊張が抜けない状態、

自覚のない我慢が続いている状態では、

「リラックスしよう」と意識するほど

神経はかえって活動してしまいます。

ひも式のシロダーラが起こしているのは、

リラックスさせることではなく、

神経が勝手に手放してしまう状態です。

そのため、

・施術中に深く眠ってしまう

・一度、意識が途切れるような感覚がある

・終わったあと、頭が静かになる

こうした反応が自然に起こります。

ひも式のシロダーラは、

セラピストがコントロールするというよりも

その日のお客様の呼吸や緊張、

神経の状態を受け取りながら

自然に整っていく施術だと感じています。

だからこそ、

同じシロダーラであっても

「毎回違う」と感じる方が多いのだと思います。

静寂な中で整っていく共同作業のような感じですね。

これまで、

「他で受けたシロダーラより気持ちいい」

「なぜか一番深く休める」

そんな言葉を

たくさんいただいてきました。

これからも

そっと神経が静まる時間をご提供します。

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。