新宿区神楽坂アーユルヴェーダエステヴァーマの富谷です。
アーユルヴェーダでは「どんなものでも薬にならないものはない」と教えています。
野菜や果物も使いようによっては薬となります。
今回は「びわ」をご紹介。
びわの旬は5~6月。
果実の90%が水分で、ビタミンB群、りんご酸、クエン酸などを含み、カロチンの含有量は多い方です。
糖質も多く含まれますが低カロリーです。
びわは古来より、果実だけではなく、葉や種など全てに良い成分が含まれ重宝されてきました。
風邪で咳が止まらないときや、熱があって喉が渇くときに生の実を食べると効果があると言われています。
ビタミンCも含んでいて、ビタミンAとの相乗効果で、お肌のお手入れにも有効です。
葉を乾燥させた「びわ茶」は、疲労回復や食欲増進、利尿に効果があると言われています。
また、葉を入浴剤にすると、皮膚などのトラブルに有効です。
種を煎じて飲むと、健胃、鎮痛の効果もあるとされています。
特に葉や種は、アミグダリンという成分がガンを予防するとも言われていて、葉の温熱療法などもあります。
果物としては地味な印象のびわですが、効果にぜひ注目してみてください。