前回の続きです。

ではまずこちらから。

 

 

聲の形

耳の聞こえない女の子を昔いじめていた主人公が、高校生になり再開。小学生時代のクラスメイトや高校で出会った人たちとの苦悩を描いた作品。

この映画は、いじめの主犯格だった人、いじめに加担していた人、陰口を言っていじめを助長していた人、自分可愛さに表面だけを取り繕っていた人、いじめを見て見ぬ振りをしていた人、そしていじめられていた人全員が心を痛めることのできる作品だと思う。

よく、あからさまに感動させようとしている演出に対して「お涙頂戴」という言葉が用いられているけど、この「聲の形」は泣くべくして泣いてしまうようなそんな内容だった。他の映画のチープな演出とは比べ物にならない素晴らしい作品。

「君の名は。」が誰も経験できないような青春のストーリーだとしたら、この「聲の形」は誰しもが経験することのできる青春のストーリーだと思う。

もしあなたがこれから歩むべき青春街道の途中で立ち止まってしまっているのなら、「聲の形」の主人公たちのように勇気を振り絞って一歩踏み出してみてはいかがだろうか。

 

 

メカニック ワールドミッション

超一流の殺し屋役のジェイソン・ステイサムが大切な女性を人質にとられ、3人の暗殺を命令される話。

ジェイソン・ステイサムはきっと世の中のハゲの希望だろうね。俺はハゲていないけど。

それはさておき、彼はやっぱりナイフの達人なんだなって・・・。ジェイソン・ステイサム=投げナイフってのはもはや常識だね。

「ワールドミッション」って割には世界を股にかけてる感がなかったってのが個人的な感想。

私の大好きな映画「ミッション・インポッシブル」の方がいかにも「世界を股にかけてるぜ!」って感じがする。

でもまあ内容は普通に面白い。既にレンタル開始されているので、借りて見る価値は十分にある。

 

 

この世界の片隅に

私自身、国内の戦争映画があまり好きでないのと、この作品の絵柄によって敬遠してたのだが、暇だったため見に行くことに。ちなみにその日は一時間近く遅刻した。寝坊である。

主人公の声優が私の好きな能年玲奈なのだが、事務所の都合で「のん」と名乗らなくてはいけないらしい。自分の本名なのに使えないとはなかなか厄介そうだ。

この作品はクラウドファンディングで4000万円出資してもらって作ったのだそう。

出資者の名前はエンドクレジットで全て記載されているというサプライズ的なアレ。

内容としては、主人公の女の子が18歳になってすぐ実家を離れ20km離れた呉というところに嫁いで、戦時中でも色々な工夫をしながら日々暮らしていくというもの。

戦争映画といってもめちゃめちゃドンパチやっているわけではなく、市民の暮らしを描いた内容である。

これがとてもおもしろい。感動した。映画が終わっても立ち上がる人はほとんどいなかった。

まだ上映中だと思うのでぜひ見に行って下さい。

 

 

2回に分けて全6作品の感想を書きました。どれもおもしろい映画なので、レンタル開始されたら是非借りて見てみて下さい。

今年はもっとたくさん映画見れたらいいなぁ・・・。