秩父札所26番から30番まで5ヶ寺を巡拝した。秩父の桜も満開で、青空の下のお花見巡礼となった。

前回終着の秩父鉄道影森駅から歩き始める。26番札所の円融寺は門前から桜に迎えられる。参拝後は少し離れた奥の院の岩井堂へ向かう。レゾナック事業所の敷地を通るので、受付に申し出ると、とても親切に道案内をして頂いた。急な石段を登り切ると舞台造りのお堂が現れる。裏手のミツバツツジの咲く小高いピークには観音像が安置されている。


岩井堂から27番の大渕寺まで山道が続く。小さなアップダウンのあるハイキングコース。タチツボスミレ、アカネスミレ、ヒトリシズカの花が咲いていた。

護国観音像の立つピークからはミツバツツジと秩父市街の展望が楽しめる。大渕寺まで一気に下る。ここの境内もまた桜が美しい。桜の下の湧き水は一口飲めば33ヶ月長生きするという延命水という。


28番の橋立堂までは比較的平坦な巡礼道。途中の桜並木が素晴らしかった。お堂は大きな岩盤の下に立つ。納経所が鍾乳洞の入口になっていて見学できる。

29番の長泉院はしだれ桜の名所としても知られる。巡礼道もたくさんの桜に彩られていた。境内の一際大きな桜の大木が印象深い。


桜の道は隣の清雲寺まで続く。ここもしだれ桜の名所。多くのしだれ桜が折り重なるように咲いている。境内は観光客で賑わっていた。

清雲寺を過ぎると巡礼道は静けさを取り戻した。秩父鉄道の踏切を渡る時に遠くから汽笛が聞こえたので、少し待っていたらSLパレオエクスプレスが通過して行った。道の駅あらかわで遅めのランチ。行者ニンニクラーメンと秩父定番のみそポテトを食べてラストスパート。


武甲山を眺め、桜とレンギョウの花の道を歩き、ヤマエンゴサク、カタクリ、アリアケスミレに出会えた。

長泉寺から2時間40分程かけて、ようやく30番の法雲寺に到着。花と緑に囲まれた美しいお寺だった。


白久駅から秩父鉄道に乗り御花畑駅へ。武州日野駅で先頭車両から武甲山と桜とレンギョウが見えて、歩いてきた道を鉄道で戻っていることを実感する。


西武秩父駅で帰りの特急ラビューを待っていると、ツバメが羽を休めていた。今日は一日、花に囲まれ、春を感じる巡礼の旅ができて、幸せな心持ちになれた。