上野の東京藝術大学大学美術館と国立西洋美術館に行った。
藝大美術館では「日曜美術館50周年展」が開催中。会場に入るといきなりスタジオセットで、番組観覧に来たような雰囲気。絵画や工芸のジャンル毎に番組ダイジェストを視聴できるコーナーもあって、番組で紹介された作品をその場で見られる趣向が楽しい。

3時間近くかけて鑑賞。お腹が減ったし、雨も振り始めたので、旧学食で十穀米のハンバーグ弁当を食べる。さすが大学なので600円とリーズナブル。
午後は国立西洋美術館へ。「チュルリョーニス/聖なる星図展」と「北斎 富嶽三十六景」のダブル企画展を鑑賞する。
チュルリョーニスの作品は初めて見た。音楽やおとぎ話をモチーフにした作品は幻想的だが、ロシアに従属された祖国リトアニアの独立と民族自決の願いが込められる。リトアニアの歴史も少し知ることができた。

富嶽三十六景は井内コレクションの展示。神奈川沖浪裏と凱風快晴が各2摺り。特に凱風快晴は色違いの青富士と赤富士、さらに山下白雨の黒富士が並ぶ。裏打ちされていない版画を裏から見られる展示も珍しい。

鑑賞を終えて表に出ると本降りの雨。もう帰ろうと思ったが、上野公園の満開が見える。少しだけ歩いてみると、桜見物の人は少なく、宴会してる人もいないので、景色としては美しかった。

北斎の東海道品川御殿山ノ不二を思い出しつつ、上野を後にした。
