29節 ヴァンフォーレ甲府戦 | (仮)

29節 ヴァンフォーレ甲府戦

いきなりですが、かなり久々に更新します。



今日も味スタのバックスタンドで観てきた。

7連勝を狙う東京ヴェルディだったが、結果はヴァンフォーレ甲府に1-2の敗戦。残念無念。

今年のJ2は3位までが自動昇格。

それにはヴェルディはあと2つ順位を上げなくてはならない。

4ポイント差ですぐ1つ上の順位を走る相手を、今日はどうしても直接叩きたかった・・・が、ならなかった。

甲府は甲府で勝てば昇格圏へ順位が入れ替わる可能性があり、こちらの意地が勝ったのだろうか。

試合は均衡したが、最終的に競り負けてしまった。

18チーム3回総当りの2順目が終わりに差し掛かっているが、ヴェルディが今季同一チームに2敗目を喫したのは甲府が初めてである。

よりによって「青と赤」のチームであることが悔しさ倍増だ。



それでは、僕なりの感想を結論から。

今日の試合、両指揮官がスターティングラインナップを決断した段階で実は勝負は決まっていたのではないだろうか?

ヴェルディは少し慎重に戦おうとしすぎたように見えてならない。

甲府のスカウティングを気にしたのかもしれないが、もっと大型連勝中の勢いそのままに勝負を挑んで欲しかった。

ヴェルディは中盤の柴崎晃誠を、甲府は最終ラインのダニエルをそれぞれ出場停止で欠いていたが、甲府はダニエルがいないということ以外はメンバーも戦い方も前節とほぼ同じように臨んできたのに対し、ヴェルディは柴崎の代わりに菅原智を、さらには河野広貴に代えて飯尾一慶を起用。

前節までの途中交代を見るからに、攻守に渡りまさしくチームの要となっていた柴崎が務める役割をこの試合で請け負うのは河村嵩大だとばかり思っていたので、「守備専」的な菅原の頭からの起用は驚きであった。

中盤の底でコンビを組む服部年宏も、攻撃の核となる役割を担うことを得意にしているとは言えないことを、当然僕よりも高木琢也監督の方がよく知っているはずなのだから。

飯尾もまた、河野と比べると守備の意識、貢献度がより高い選手であることを考えると、このメンバー変更には何はともあれ、まずは守備からゲームを作ろうという高木監督の強い意思表示を感じたが、実際はどんな意図だったのだろうか。

結果論かもしれないけれど、この中盤構成のチョイスが結局、受けてたってしまったような試合展開に終始した一番の要因と思える。

守備の構築を意識するあまり、(それだけじゃないけど)生命線のポゼッションがおろそかになってしまっては、元も子もない。

選手配置に関して、前線は大黒将志を頂点に平本一樹と飯尾が2シャドーのように絡むのか、近年のヴェルディがよく見せる4-3-3と4-5-1の中間のような形にするのか、それともやはり普段通りの4-4-2なのかとまったく読めなかったわけだけど、始まってみると確かに大黒は最前線に張っていたが、どうしてなのかレアンドロも左前方に張り出す時間が異常に長く、序盤はまるでこの2人の2トップかのように見えるほどであった。

最近は、守備にも大きく貢献していたレアンドロの運動量がどうにも少なく、その分飯尾と平本はチェイスに追われていたけれど、今日はどことなくその足どりは重く見えたし、レアンドロが下がってボールを受けに来ない以上、このメンバーではとにかく中盤でボールが収まらなかった。

このあたり、連戦の疲労が影響しているようにも思えるが、甲府の選手が巧みにヴェルディをいなしてたことも認めざるを得ない。

特に藤田健の散らしのパス供給は安定していたし効率的だった。

(このあたり印象なので、実際のパス成功率は低かったかも)

試合が動いた後半、4試合無失点できたディフェンスがいきなり2失点して崩れたのは、結局ディフェンスリーダーの土屋征夫を負傷で失ったことが全てか。

特に2失点目、土屋さえいれば大西にガッツリ競り勝ってくれたのではないかと、妄想が尽きない。

最終ラインが下がり気味になりつつも、最後の最後でよく跳ね返して耐えていたが、それまでも制圧されかけていたヴァイタルエリアから少し前のスペースをそれぞれの失点シーンでは完全にうまく使われてしまった。

土屋の代わりに入ったまだ高校生の高橋祥平が拙いのではない。

やはり土屋が偉大すぎるのだ。長期離脱にならないことを切に願う。

最後に唯一の得点シーンにも一応触れておきたいのだが、実は正直、あんまり細かく覚えてない・・・。なんでだろ。

すっかりスタメンに定着した那須川将大がまたしっかりと良クロスを上げて得点に絡んだ。

2本に1本はワロス。だが、まともに飛んだ時はこれでもかというぐらいピンポイント。

今日も守備の軽さは隠せなかったが、伸びしろの未知数さ加減が実に魅力的な選手である。

そして、いいボールがくればしっかり決める大黒の決定力はさすがである。

必ず得点王になって代表に復帰してもらいたい。



さて、今日は本当に悔しかったので、腹いせに好き勝手に思う存分書いてみた。

改めてVTRも観てないし、監督・選手のコメントも、アメブロも、2ちゃんねるのヴェルディスレも何も見ないで書いた100%僕の主観です。

検証しないで書いたのでまったく見当違いのことを書いたかもしれない。

観戦記めいたものをちゃんと書いたこと無かったし、実際自分がどれだけ試合を観れていたのか、明日VTRを見て検証するのが楽しみだ。


最後に念のために書いておくけど、けっして高木監督批判をしたわけではありません。

この短期間でここまでチームを作った高木監督は間違いなく名監督だと思う。


今年は何があっても、どんなに勝てなくても、見守っていこう。

成長段階の新生ヴェルディは1から出直しなんだから、多くを求めてはいけない・・・。

そう思ってたけど、実際勝ちだすとどんどん欲が出ちゃうよね~。

連敗しないことが肝心。次からまた勝ちを積み重ねてもらいたい。