ベッドに沈む5秒前 | 贋作モノローグ

ベッドに沈む5秒前

暑さと疲れと眠気でもはや意味が不明な夜。
クーラーが私から水分を奪う。カラカラ。

イライラして食器に当たったら
弟に叱られた。

「ひとり日和」という小説を読んだが
よさがよくわからなかった。
去年の芥川賞。
おじさんたちが読むと、若い女の子の心情が新鮮に映る話だったりするのだろうか。
私には、新しさも何もなく、ふわふわ透明な感じがして、ちっとも何にもコない。

読み応えのあるもの。
噛み応えのあるもの。
手触りのあるもの。

飢える。

足の裏の角質に触れても
感覚がなくて
自分の足のくせに
誰の何を触っているのかわからなくて怖い。

体が疲れると脳みその妙な部分が冴えてくる。

メールをくれないあの人。
つれないワ。
寂しいワ。