昨日は、つたない英語で「ゆっくりお互いを知り、ゆっくり恋に落ちていこう。」ということを伝えた。


そして、一番気になっていた週末のデート。

その日はお互い自分の家に帰ろう、と伝えた。

Sはお泊りする気満々だったけど、私はそれに流されてしまうのが嫌だった。

でも伝えておかないと確実に流されてしまうことはよく分かっていた。


いい加減、そういうことに流されてしまう自分が嫌だった。

だからと言ってその場の雰囲気を壊してまで、帰ってくる勇気がないのだ。

普段は言いたいことを言うくせに、こんな大事なことをきちんと言えない自分の弱さにはいつもがっかりしている。


だいたいこんなことを理解してくれない人、最初から結婚する気がないのだからばさばさ切り捨ててしまえばいいのだ。


メールを送ってから15分ほどしてSからの着信があった。

コールがなり終わるのを静かに待った。


メールを見てどう思っているのか、電話に出ないことは?

気にはなったが、電話をかけてみようとは思わなかった。

ただ、電話に出ない私にメールをくれるのではないかと小さな期待をしていたが、その期待は裏切られた。


それに対して何も感じない自分を冷静に受け止めている自分がいる。


やっぱり3日も4日も「I love youはぁ I love youはぁ」なんて、言われ続けると、人間舞い上がってしまうんだろうか。

一日声を聞かなかっただけで、かなり冷静になっていた。



月曜日に電話で話して以来、Sは毎日電話をくれる。

自分の写メを送ってきて「mのもちょうだい。」という。

私も夏に撮った結構気に入っている写真を送ってあげた。


電話ではSが7割くらい話をしていて、そのうち6割くらいは「愛している。」とか「結婚したい。」ということだったが、少しづつ自分のことも話してくれた。


そこから分かったこととしては、

母親がスペイン人で父親がインド人だということ。

スペインの会社の日本支社に勤務しており今は研修中だということ。

4月からは研修が終わり、六本木勤務の正社員になること。

その会社が何の会社かはよく聞いていないが、とにかく高崎で何かを作っていてその技術指導とかそんなことを研修でしていること。

スペイン語、イタリア語、英語、日本語、・・・あと何語だかは忘れてしまったが、とにかく5ヶ国語を話せるということ。

研修中はあまりお金がもらえないので、デートは割り勘になりそうだということ。

お兄さんと妹がいて、お兄さんはイギリスに、妹はスイスにいるということ。

お父さんは9ヶ国語くらい、お兄さんは7ヶ国語くらい話せるということ。


素性としてはそんなものだろうか。

Sが言っていることをすべて信じるのであれば、いい家のお坊ちゃま。といった感じ。


結婚したら日本でもどこでも私の住みたいところに住めばいいし、仕事をしてもしなくてもいい、とまで言ってくれる。


これらのことが全て本当のことだったら、真剣に「結婚」を考えてもいいんじゃない!?

こんなこと友達には言えないけど、やっぱり32歳まで待ったんだからみんなに「うらやましい。」と思われるような結婚がしたい。


日本語が話せる外国人で、お坊ちゃま。

優しくて(本当に優しいかどうかはまだ分からないけど。)、いつも愛してると言ってくれる(これも将来的には分からないが)。


本当だと思いたい。



私のことを母親に話して、12月にスペインに連れてきなさい。と言われたらしい。

どうやらお兄さんが婚約するので、その婚約パーティーを開くらしく、そこに同席するようだ。


嘘っぽいけど、エッチがしたいだけならここまでの嘘をつくだろうか?

でも、結婚詐欺とかだったら言うかもしれないし。


その一方で、

「mはおしりの形がいいからTバックをはいたほうがいい」とか、初めてのデートの日からお泊りを求めてくる。

エッチ目的なら納得できる発言だが、詐欺だったらそんなこと言うだろうか?


考えれば考えるほど、意味が分からない。


とりあえず今日は電話をしないことにした。

Sにもクールダウンして考えてほしいし、私にもその時間が必要だと思ったからだ。





電話番号を交換した翌日、つまりYと別れ話をしていたその日、早速Sから電話がかっかてきた。

私は電話に出なかった。

「会いたいなはぁとv」というだけのメールが来た。


そしてまたその翌日Sから電話がかかってきた。

「恋に落ちてしまった。」とか「結婚したい。」とか、初めて会ったのが2日前、しかもたった10分間一緒に電車に乗っただけの人に言うセリフだろうか?という言葉をひたすら繰り返して、そのパワーに圧倒されたまま電話をきった。


ジローラモに代表されるようにイタリア男性の女好きは有名だ。

私も大学生の頃に、イタリアへ旅行したとき、仕事中のプラダの店員、グッチの店員、カフェ店員にいたるまでありとあらゆるところで情熱的なアプローチを受けた。

やはりお隣の国、スペインも文化は変わらないんだな~。と思いつつ、「結婚」の二文字は魅力的な言葉として私の心に残っていた。