実は認知症じゃないのかな…

本当は俺の事分かってんのかな…

記憶が戻ったのかな…

俺の名前
俺の存在を忘れてしまったはずが


間違いなく
さっき、俺の名前を呼んだんだ。

寝言ではなく
起きてて意識もはっきりしてるままで


『トイレの神様』のストーリーじゃないけど、俺のことずっと待ってたのかな。って。

小・中学校は部活に明け暮れ家にいる時間が少なく、高校は寮生活で家を出、卒業後は進学の為にそのまま上京。その後は東京でずっと家(家族)のことを考えず仕事してた。

これは俺の勝手な思い込みだけどさ


元気な姿をみせたらまた俺が離れてってしまうって思って認知症の演技でもしてんのかな。

そうじゃないとは分かってんだけど

そう思っちゃいけないけど

でも、そんな匂いが感じた。

疲れで神経がイカれてしまって俺の脳が勝手に妄想してしまってるだけかもしれないけど


だいじだって

ばあちゃんから離れないから。

もう離れないから。

ここに いるから。