LibreOffice Calc:5次方程式の近似解
本日は、オープンソースの表計算であるLibreOffice Calcを用いて5次方程式の近似解を求める方法を提示したい。5次方程式は1世紀ほど前に、n乗根やルートのような一部の代数式では解けないと証明されたが、ブリング-ジェラードの標準形などのように特殊な形において解けることが示されている。シートに下記のように式を組みました。セルA2、B2、C2、D2、E2とF2はそれぞれの次数の係数です。適宜数値を決めてください。セルB4=COMPLEX(B100,C100)で3次方程式の近似解です。セルC4=IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMPOWER(B4,5),$A$2),IMPRODUCT(IMPOWER(B4,4),$B$2)),IMPRODUCT(IMPOWER(B4,3),$C$2)),IMPRODUCT(IMPOWER(B4,2),$D$2)),IMPRODUCT($E$2,B4)),$F$2)で近似解を入力し方程式を計算するとほぼ0になっていることが確認出来ると思います。セルB6は初期値の実部で1としています。セルC6は初期値の虚部で1としています。セルD6=COMPLEX(B6,C6)で虚数に変換しています。セルD100までコピーします。セルE6=IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMPOWER(D6,5),$A$2),IMPRODUCT(IMPOWER(D6,4),$B$2)),IMPRODUCT(IMPOWER(D6,3),$C$2)),IMPRODUCT(IMPOWER(D6,2),$D$2)),IMPRODUCT($E$2,D6)),$F$2)でD6で入力された数値で方程式の値を表示しています。セルE100までコピーします。セルF6=IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMSUM(IMPOWER(D6,4),5*$A$2),IMPRODUCT(IMPOWER(D6,3),4*$B$2)),IMPRODUCT(IMPOWER(D6,2),$C$2*3)),IMPRODUCT(D6,$D$2*2)),$E$2)でセルF100までコピーします。セルG6=IMDIV(E6,F6)でセルG100までコピーします。セルH6=IMSUB(D6,G6)でセルH100までコピーします。セルB7=IMREAL(H6)でセルH6の実部です。セルB100までコピーします。セルC7=IMAGINARY(H6)でセルH6の虚部です。セルC100までコピーします。解は0.592927470240636+1.25207587899429iとなります。他の4つの解の近くに初期値を設定すれば解が求まりますが、取り合えず1個の近似解が求まります。3次方程式の近似解を求めた考え方と同じ考え方で解いているので同じ欠点も引き継いでしまいます。3次方程式の時より少し解が収束するのに時間がかかっているようで、まだ改良の余地がありそうです。参考にしてください。書籍の紹介です。象徴天皇の実像 「昭和天皇拝謁記」を読む (岩波新書)Amazon(アマゾン)象徴天皇の実像 「昭和天皇拝謁記」を読む (岩波新書 新赤版 2038)原 武史 (著)昭和天皇が戦後も側近に対して政治への不満を漏らしていたという話は耳にしたことがあったが、本書は『昭和天皇拝謁記』という一級史料を通じ、その具体的な言動を生々しく描き出している。興味深いのは、歴代天皇との姿勢の違いだ。例えば明治天皇は、有力政治家同士の意見が対立した際には、自らの意思を押し通すのではなく仲裁役に徹したとされる。これに対し、戦後に「象徴」となったはずの昭和天皇が、時に政治に対して強い関与の意思や不満を示していたという事実は、一見すると矛盾のようにも映る。本書が提示する「真実」とは、単なる最高権力者の愚痴ではない。それは、憲法上の制約を受けながらも、国政への責任感と自らの意志を捨てきれなかった「象徴天皇」という存在の、生々しい葛藤そのものである。私たちは本書を通じて、記号化された「象徴」の奥にある、近現代史のリアルな人間像を突きつけられることになる。最新 ウイスキーの科学 熟成の香味を生む驚きのプロセス (ブルーバックス)Amazon(アマゾン)最新 ウイスキーの科学 熟成の香味を生む驚きのプロセス (ブルーバックス 2047)古賀 邦正 (著)ウイスキー造りが「職人の勘」によるものから、生化学などの「科学的なアプローチ」によって解き明かされる時代になっているのだと強く実感させられます。もちろん、いまだに解明されていない謎も多く残されているのでしょうが、「ここまで科学的な分析が進んでいるのか」と驚くばかりです。私自身、化学はあまり得意ではないため、専門的な用語は文字を追うだけで精一杯なところもあります。しかし、未知の領域だったウイスキーの複雑な香味の正体が、緻密な研究によって一つずつ証明されていくプロセスには、知的な興奮を覚えざるを得ませんでした。本書を読んだことで、次の一杯を口にするときの景色が少し変わりそうです。今後はグラスに注がれたウイスキーをただ味わうだけでなく、その琥珀色の液体の向こう側にある「科学の神秘」や研究者たちの情熱に、そっと思いを馳せながら楽しみたいと思います。中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年Amazon(アマゾン)中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年白川方明 (著)まず、700ページにも及ぶ大著である。元日銀総裁である著者が、日銀が債務超過に陥る可能性についても率直に言及している点は特筆に値する。39年にわたる中央銀行での経験を淡々と綴りながらも、金融政策の本質と組織運営のリアリティが随所に浮かび上がり、中央銀行を理解するうえで必読の一冊となっている。本日もご訪問頂きありがとうございます。以上です!