レインボーガーネット、コーネルピンキャッツアイ、パライバベリル、テネブレッセントスカポライト | 宝石ルース・結晶のお店 夕星庵 のブログ

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石と音楽と本と軽い運動 そしてチョコが好き。
好きなことについて 
好きなひと=読んでくださるあなた に向けて
お手紙を書くように書いています。

息子二人とお空に娘がいます。
来てくださってありがとう。

こんにちは。

 

美しい石たちを入荷しました。

 

こちらから どうぞ ごゆっくり ご覧くださいませ。

 

ルースでは

ピンクに煌めくレインボーガーネットのラウンドカボション

ミントグリーンのコーネルピンキャッツアイ 日独ソ付き

ほんのりピンクのラビットファー・ファントム・クォーツ

合成パライバベリル

綺麗な金色のコンドラダイト

チェコ産モルダバイト

メキシコ産 ほんのり赤蛍光のフローライト

テネブレッセント スカポライト

淡いミントブルーのトルマリン

レア産地 山口県 喜和田鉱山産水晶

ピンク エンジェルラダー・クォーツ

水入り水晶カボション

糸魚川黒翡翠

ロシア産サンムーンストーン

など

 

どうぞ ごゆっくり ご覧くださいませ。

 

梅雨らしい雨模様が続いていますね。

 

皆さま いかが お過ごしでしょうか?

 

パッとめくったDaiGoさんの

一節

 

-

大切な人に見栄を張るのはやめよう。

自分のイメージを守ろうと

見栄を張るほど、

肝心なことが言えなくなってしまう。

相手がきっと自分を受け入れてくれると

信じてみよう、

もしそれで拒絶されるようであれば、

その人はあなたの大切な人では

なかったということだ。

-

メンタリストDaiGoの

心を強くする

300の言葉 より

 

茂木先生の最近聴いた印象的なフレーズでは

 

-

何かをしようと思っていて

それを実際に始めてみたとき

「何か思ってたのと違うな」

と感じたときは

後ろを振り向かずに一目散に逃げる。

-

 

そうか・・・。

いつも唐突ながら

私は今46歳でして・・・・。

 

見栄を張らない自分になって

どうしてか思い出してしまう記憶を

書き留めようと思いました。

 

長文&死産の記録なので

Uターン推奨です。

 

長男は34歳

次男は39歳で出産したのですね。

38歳の夏に 娘を死産したのです。

 

茂木先生が嫌いとおっしゃっている

いわゆる自分語りですが

同じような年齢の方の

何らかのお役にたてればと思い

事実を述べてみました。

 

娘には障害があり

お腹の中で亡くなってしまったのです。

 

まだ 妊娠検査薬で陽性の出ない時期に

小さな可愛い女の子が夢に出てきました。

とても可愛いと思いながら

目をのぞきこむと

その子は私の子で

自分には障害があり

長く生きられないのだと 目で伝えてきたのです。

 

混乱しながら目覚めました。

どういうことなのかわかりませんでした。

でも 何の兆候もないけれど

確かに自分は妊娠していて

そしてその子には 障害があるのかもしれない・・・

と思いました。

 

次の生理予定日から一週間後

検査の結果は陽性でした。

 

何もかもが勘違いで

ただの夢で

何かの間違いだろうと

祈るように願っていました。

 

本当なら 嬉しいはずなのに

不安で仕方ありませんでした。

何かに呪われてしまったように

目に見えない黒い矢で撃ち抜かれてしまったように

この事実から

逃げることができないのではないかと思いました。

 

長男のとき

出生前診断という言葉さえ知らずにいました。

でも

どうしても気になったので

胎児ドッグ 絨毛検査を

受けてみることにしました。

とても高額だったので躊躇しましたが

あの夢を打ち消したくて

大丈夫だって言ってほしくて

受診しました。

 

結果は8番トリソミーというもので

心臓と脳に障害があるとのことで

そのあたりの記憶が曖昧ですが

たぶん泣きながらクリニックを後にしたから

憐みの目で見られていたような気もします。

 

上本町にある有名なクリニックで

とても親切にしていただきました。

 

詳細は省略しますが

8月に死産して

動かなくなった子を

陣痛促進剤を打って 出産しました。

泣かない子を出産して

助産師さんが

「こんなに綺麗な手をしているのに」

と言っておられたことを覚えています。

 

小さすぎて 着る服がなかったのですが

そんな風に亡くなった子のために

小さな赤ちゃんの服を手作りし

病院に届けてくださっている

ボランティア団体の方がいるから とのことで

とても可愛い 

ちいさな産着を 選ばせて頂きました。

そんな方々がいるとも知らずに過ごしてきたのに

その心遣いが とても嬉しかったです。

 

葬儀屋も自分で予約しました。

「赤ちゃんが…」と事情を話すと

驚きながら とても親切にしてくださいました。

 

小さな発泡スチロールのような棺に

沢山のお花と おもちゃと お菓子を入れて

火葬場に赴き

炎のトンネルのような場所に

棺が吸いこまれてゆきました。

骨が残るようにと弱火で燃やして頂いたので

小さな骨を拾うことができました。

 

そして小さな骨壺を抱えて

帰宅しました。

 

そのときは夏休みだったので

幼稚園児 年少だった4歳の長男と

一緒にいました。

 

数日後

苦しすぎて 泣くこともできず

ただ机に突っ伏して

何を考えることもできず

何を感じたらいいのかも 

わかりませんでした。

 

自分 を無意識に認識したときに

苦しすぎて

自分自身を感じることもできず

自分が行方不明になったように

自分が自分でなくなったような気がして

ただ真っ暗な暗闇しか

目の前にないような気がしました。

 

そんなとき

隣で 絵を描いていた長男の

絵を 何気なくのぞきこんでみました。

 

海月 くらげが3体いる絵・・・。

大きい海月がいて

小さな海月がふたつ。

 

「この絵は何?」と聞くと

「海月の親子が海遊館を目指している絵」

と答えてくれました。

「これは何?」と小さな海月を指さすと

「赤ちゃん」

と答えてくれました。

 

そのとき

あの子(娘)はもうどこにもいないけど

息子の記憶の中で生きているのかもしれない

そして

目には見えないけれど

一緒にいるのかもしれない

と感じました。

 

絵の中で 一緒にいられることが嬉しかった。

長男の記憶に 一緒にいることも嬉しかった。

 

とてもつらかったけど

あの絵を見たときに

どこかに行っていた 自分自身の魂が

自分の中に 戻ってきた気がしました。

 

あの絵がなかったら 自分はどうなっていたのだろう

今でも 思います。

 

その後も

夕方になると黙り込む私に

長男が 変顔や 変なポーズをして

毎日 笑わせてくれました。

 

それまではそんなことしなかったのに

この子はどんなことを感じているのだろう と

変顔をしている長男をのぞきこみました。

いつものさりげない雰囲気。

呼吸しているように 気取りのない子で

いつもニコニコ ご機嫌な感じの子でした。

それでいて 意志が強く

帰宅後に私が(間違って)

電気のスイッチを

パチンと押してしまったときには

「○○(自分)がしたかったのに」

と 2時間くらい泣いてごねる

自分のしたいことにこだわる子でした。

 

次回かその次に

中学受験の失敗談を書こうと思っているので

その導入として

優しく 自然な 幼稚園児だった長男を

紹介させていただきました。

 

こんなに 無邪気だった子を

私の失敗で 苦しめてしまったことを

申し訳なく思うとともに

長男のことを

少しでも 好きになっていただけると嬉しいです。

 

ちなみに

死産から半年後

長男が「足が痛い」と言いはじめ

大きな腫れを ひざ裏に見つけたとき

神さまは この子まで奪っていくのかと

本当に悲しく思いました。

レントゲンではわからず

MRIの結果 

水らしいものが溜まっているとのことで 

ほっとしましたが

子どもが無事に大きくなることは

当たり前のことではないのだなと

実感しました。

 

その後生まれた次男は

不思議なほどに 

夢の中の娘にそっくりで

「何か憶えてない?」

と何回も聴きましたが

「何も覚えてない」

とのことでした。

 

それでは 今日も

最後まで読んで頂いて

ありがとうございました。

 

皆さま という命が

今 存在していることを

とても嬉しく思います。

それは 当たり前のことではなくて

とても特別な偶然だから

私にとっては

とても嬉しいことなのです。

 

皆様が 素敵な週末を過ごされますように。

 

ピンク エンジェルラダークォーツ

 

スミソナイト