登場人物の何人かは原作とは名前が違っていて、
タンカーの名前も日章丸も日承丸になっていたし、
長谷部さん(原作は長谷川さん)の飛行機は
アメリカ軍の飛行機に攻撃されたときに撃たれることになっていたし
(原作は軍艦の攻撃で撃墜)、
日承丸はイギリス海軍の駆逐艦と相対してあわや正面衝突!
(原作ではそんなことは全くなく、月明かりで撃沈された日本の船をすれすれで避ける奇跡があった)
という、
映画版ではいくつかの脚色がありました。
國岡さんと石油をめぐる壮大な物語が描かれているので
個人的には小説のほうが好きかも。
天地明察もそうだったけど
あまりにも原作の内容を脚色がしたり、カットしすぎたりすると
面白くなくなる感じがするのは
今も昔も共通した私の印象です。
脚色って難しいね。
まあ私の場合、
曲も話も自分で作るので
余計に極端な脚色とか嫌なのかもしれません。
その点ではのだめはほぼ原作に忠実でよかったなぁ。