私が壮瞥町へ移住してきた理由はこれをするためであると言っても過言ではない、都会の中で暮らす子ども達を北海道の大自然の中に解き放つこと。

『どこで遊んでもいいんだよ』
『何してもいいんだよ』
『大声だしていいんだよ』
『周りの目なんて気にしなくていいんだよ』


そんな風に言ってあげたかった。


そして、日本は世界は地球は大きくて広くて、今まで体験したことのない世界が広がっている。そこには地に足をつけた、素敵な人たちがいる。


そんな体験と出会いをさせたかった。


1年以上前から練って練って、このキャンプの為にとにかく歩いた。人と会い、沢山の経験をした。


限られた時間の中で何を優先的にプランニングしようと、悩みに悩んだ。


私が最優先に選んだのは
この壮瞥町で行う『自然体験と環境教育』。


今回のレポートではまずここをテーマに書きたいと思います。


私が移住するにあたり、壮瞥町役場のHPを見ると、そこに『移住者の声』というサイトがありました。

その出会いがこの壮瞥親子キャンプに繋がっていくのです。

NPO法人 いきものいんく 代表の加藤さん。
私は移住に向けて引っ越しのため、真冬の2月に壮瞥町へ初上陸した時、真っ先に会いに行ったのが加藤さんでした。

『ビビビッ』

ときました。

会いたかったのです。話を聞きたかった。
その後いきものいんくさんの活動にも何回か加わって、加藤さんがどんな目線で子ども達と触れ合い、何を伝えたいのか側で学びました。

関わるうちに、これはやっぱり子ども達に伝えたいなと、親子キャンプのメインに決めました。

一つは『洞爺湖』を体験し、いきもののつながりを学ぶこと。
通常洞爺湖は遊泳禁止となっています。

浅瀬からいきなり水深が180メートルに向けて深くなったり、対流している冷たい水がいきなり襲ってきたり、危険とされています。

そのため、ウェットスーツにライフジャケットを着用し、インストラクターがついて
『教育』として行います。

洞爺湖は水が綺麗で、透明度が高く
都会では味わえない場所。

しかし、そんな美しい湖でも
様々な問題を抱えています。
そんな、生命の循環の話、つながりの話。

私たち人間が自然やいきものとどう向き合うべきなのか?私たちがしてきてしまったことなどを学びます。

加藤さんの声に、みんなは本当に真剣!!


さらに次の日は
1910年に噴火活動でできた
四十三山でいきものさがし。

開始早々
『ミヤマクワガタ』を発見!!

虫がさわれなかった子達でも、大自然にはかないません。いつのまにかこのとおり。
たった1日で初めて触るいきものたち。

大自然を目の前に、苦手だなんて
言ってられないくらい楽しい。

都会ではタブーとされることも、
これだけ広大だとOKだったりするのです。

まず、
『○○はしてはいけません』とか
『私有地のため○○禁止』とか
看板みたいな注意書きってあまり見かけません。

それから、
火だって場所を選べば
できます。


夏の暑さから開放されたのもありますが、
とにかく『のびのび』ってこういうことを
言うんだなぁ〜と思ったキャンプ前半。

初めて出会う子どもたちも自然と溶け合い、
調和の中で互いに遊ぶのでした。
子どもって本当に、すごいなぁ。

室蘭民報さんにも取材頂き、
新聞にものりました!!

室蘭民報ニュース
壮瞥町の地域おこし協力隊・長友加也さん(35)が企画した、壮瞥の魅力を感じてもらう親子キャンプが7月26日から4泊5日の日程で開かれた。参加者が大自然を満喫し、町民との交流を楽しんだ。  ブログやフェイスブックなどでまちの情報を発信する中、「壮瞥に行ってみたい」という声を受け開催。神奈川、東京に住む5家族16人が来町した。  快晴に恵まれた27日は、洞爺湖でNPO法人いきものいんくの加藤康大代表とともに湖をシュノーケリング。都会では味わえない体験に歓声を上げていた。夜には町民らとの交流会、クワガタ探し、星空観測会などを楽しんだ。  家族5人で参加した吉島曜子さん(40)=神奈川県川崎市=は自然や涼しい気候に笑顔を見せ「長友さんがアップする写真などを見て行ってみたいと思っていた。子どもたちは大きい声を出して、走り回ってすごく良い表情をしている」と声を弾ませていた。  長友さんは「参加者が関東に帰ってキャンプの話をしてくれたら、多くの人が壮瞥を知るきっかけにつながる。壮瞥に関わりを持ってくれる『関係人口』を増やしたい」と期待していた。 (奥村憲史) 【写真=洞爺湖に入りはしゃぐ参加者たち】


北海道 壮瞥町在住 
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