今日も北海道 壮瞥町から送ります。
こちらは壮瞥町の壮瞥滝近くにて今だけみられる
▼「氷筍(ひょうじゅん)」という自然の芸術作品です。
さて、前回は助産院バースハーモニーとの出会いで
自然出産を決心したところまで書きました。
前回の記事はこちら↓
「出産」というと、病院でお産をするというのが一般的ですが、
「助産院での出産」「自宅での出産」
その選択肢に出会えたというのが私の大きな人生の転換期でした。
どうやって出産しようかと考えていた時、そもそも自分はどうやって生まれたのだろう?という疑問を持ちました。
「ああ、今までそんな話聞いたことなかったなあ・・・」
と母に聞いてみたら・・・
なんと私は自宅出産で生まれたそうです。
私は5人兄弟の末っ子。兄と姉を助産院で産んで来た母。
5番目の私も同じところで、同じ助産師の先生にと思ったら、
その先生が引退されたことを聞いたそうで、
「では自宅で産むので来てくれませんか?」
と、なったそうです。
私の周りでは自宅出産を選んで出産した人はいても、
自分自身が自宅で生まれたという人とは未だに出会えていません。
私が産まれる時の様子を聞くと、
父と兄(男性)は産まれるまで、部屋の外に居て中は見れなかったそうです。
(男子禁制??)
それと、陣痛からなんと2時間で私は生まれ大安産だったそうです。
私が産まれると、兄弟のおもちゃとなり、
いつも長女に抱っこされたり、おんぶされたりと母の手を借りずとも
兄弟たちが面倒を見て居たそうです。
▼そう・・・こんな風に。姉に抱っこされている私。私の大好きな写真です。
母からそんな話を聞くと、自宅で産むのもいいなあ、とか自宅では無理でも助産院で産むのもいいなあとか不安とか恐怖とか無くなります。
それと、自然出産に対し、私の家族がなんの抵抗もなく賛成してくれたことも私の心を軽くしました。
病院で産んで欲しい親と自然出産したい娘の論争もいろいろ聞きますので・・・
私は幸運だ、そして私の娘もまた幸運だと思いました。
ただ、昔と今と比べると女性の体も随分と変わって来てしまっているため
産む力を高めて行く取り組みが必要になります。
これは私が不妊で悩む女性と長く関わって来て感じていた事と
助産院バースハーモニーと出会い、院長の純子先生のお話を聞いた事とで
感じた事です。
一つとしては、骨格の歪みが関係する事。
・骨格が歪むと神経の伝達が鈍なり機能低下を起こします。特に婦人科系統の神経が集まる仙骨が歪む事でそれがとても大きな原因として考えられます。
もう一つは冷え性です。
・現代人の女性はとにかく冷え体質で、冷えが増せば子宮の機能も低下します。
35度という平熱を持つ女性が実は少なくないというのが現状です。
そういった点をこのバースハーモニーでも良く指摘されていました。
特に冷えは出産の時、大出血を起こすので大変危険だそうです。
冷えを強くする要因としては、
・果物のとりすぎ
・砂糖のとりすぎ
・体の塩不足
などが挙げられます。
整体的な観点で言えば
・体の歪みにより血液循環が悪くなる
・仙骨の歪みは特に冷え性を起こす
バースハーモニーで取り組まれているクラニオ(体を整える整体)と食事指導は
まさしくここを強化するような内容になっていました。
妊娠中に体を温める、体を冷やさないような食事をするために
「お料理教室」にてそういった食事方法を学べるようになっています。
その料理教室を通し、私はとても変わったと思います。
今まで自分が取り組んで来た間違った食事療法を正すことができたし、
本物の食事をするように心がけるようになりました。
本物の食事とは、極力自然に育った作物を体に入れることや、醤油や塩や出汁も
きちんとした製法で作られている誤魔化しのないものを使うこと。
おやつも自分で作るようになったり、簡単に手に入ってしまうコンビニのおやつや軽食も買わなくなりました。
自分のために出来なかったことが、命がお腹に宿ったことでこんなにも変わってしまうんだと、生まれ変わったような気分です。
もともと、凝り性で健康オタクの私は、こうして「産む力」を高めるために
どんどんとのめり込んでいくのでした。
ただ、なんでもほどほどにしないといけませんね!
出産直前に、私は骨盤が閉まりすぎてしまったのです。
心がしまると、体もしまります。
なんでも行きすぎてはいけないな・・・と思いました。
そう、中庸が一番です!!
北海道に移住して幸せだな・・・と思うのは
野菜の力がとにかく強くて、しかもそれが安価で手に入ること!!
冬はどうしても手に入る野菜は限られてしまいますが、ハイシーズンになれば
野菜は買わなくても手に入ることが多くなります。
巡り巡って頂くことが多いのです。
あんな高かったトウモロコシがしばらく食べるのに困るくらい頂いたり、
自宅の庭に植えたほったらかしの苗がみるみる成長して、とってもとっても食べきれなかったり・・・
幸せ尽くしなのです・・・
なんだか本題にうまく触れられなかったけど、ここまでは出産準備期間という感じでしょうか。
いよいよ出産に向けて次回は書いて行きたいと思います。