[ 第37回 ] お年玉ちょうだい! | venus-app 読みたカッタ

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[ 第37回 ] お年玉ちょうだい!

明けましておめでとうございます。

皆さんお餅いっぱい食べましたか?

砂糖醤油で食べるお餅は匂いも味も最高です。

ボクもそろそろ体の事を気にする年頃なんで砂糖の量を減らします。

それはさておき、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さあ、キミの心の片隅にある「なつかしスピリッツ」を呼び覚ませ!

そして叫べ!「あの日に帰りたい」と…。

 

あ~冬休み

 

夏休みの思い出は度々話題になりますが、

なぜか冬休みはそれほど語られることがないですね。

 

”クリスマス””お正月”と年間行事の中でもトップクラスのイベントを含むため、

それらの印象に負けてしまっているのか、夏休みに比べて2週間という短さからなのか、

ただ単純に寒いのが嫌いなのか、とにかく冬休みは後々語られる程のインパクトがないようだ。

 

指折り数えゲットしたクリスマスプレゼントでピコピコ遊び(ボクの周りではゲームウォッチ等の電子ゲームを

プレゼントする家庭が多かった)、飽きたら弟や友達と交換してまたピコピコ遊んでた。

 

午前中などは、夏休みと違って、外がどんよりと曇っているためカーテンを閉め切った6畳間は蛍光灯の光で明るかった。

あの雰囲気は今でも好きで、電気つけてコタツに入ってボーッとしていると、

地味に当時の気分を味わえて心地いい。

 

ボクの住む地域では雪が積もることなんてそれ程なく、たまに数センチくらい積もろうものならそれこそ街中大騒ぎだった。

団地と団地の間にある芝生には近所の子供達が鼻水を垂らしながら集まり、

雪合戦をしたり泥だらけの雪だるまを作ったりして貴重な雪景色を楽しんだ。

 

遊びすぎた電子ゲームの電池が切れる頃、なんだか世の中が慌ただしい様相を呈しているのが

子供達の敏感乾燥肌にもそれとなく伝わってくる年末です。

 

クリスマスケーキの甘ったるい後味から、徐々に日本古来の伝統である正月に向かうこの1週間が

他の国からみればそれほど異質な物かは解りませんが、

町でもテレビの中でも、それこそ日本中が下校を間近に控えた小学生並みのテンションで何かに向かって

突っ走っている感じがなんか好きです。

 

母親が炊く黒豆の匂いを嗅ぎながらみる「大晦日だよ!ドラえもん」も一年間の最後に相応しい豪華3時間の大盤振る舞い。

パーマンやハットリくんまで見られて最高の年の瀬を演出してくれた。

 

除夜の鐘まで起きられない為、早めに年越しそばを食べて今年最後の睡眠へ。

元旦の朝、「おめでとうございます」なんて何だか照れくさくてポリポリ頭を掻きながらおせち料理が

並ぶコタツへと座り、今年一年が始まるのでした。

 

どれもこれも子供の口に合わないものばかりが詰め込まれたらおせち料理の中からカマボコやカズノコを摘みながらも、

気持ちは例のものを貰うことでソワソワ。

 

そうです、お年玉です。

ボクの場合、親戚も少なく、それほどの金額を貰うことは出来ませんでしたが、多い人では10万円近い金額を貰っていた。

 

まったく正月から格差を見せ付けられやるせない気分でその一割にも満たないお年玉を何度も何度も教えるのでした。

恨めしく教えてもお年玉が増えるわけもなく、冷静に考えると一割と言っても大金だ。

 

あれも買えるしこれも買える。気を取り直して町に出ても・・

どこのお店も開いていない。

当時、正月から営業している店なんて近所の酒屋くらいで、

2、3日はお年玉片手に欲しいものの妄想を繰り返すのでした。

って、

結局冬休みの思い出は、クリスマスとお正月なんですよね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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