[ 第8回 ] 昭和最後の大物ロックバンド ~ その2
綺麗な言葉のバーゲンセールだぜ!
BOØWYの魅力ってなんだろう?
布袋の天才的ギターセンス、松井の直立不動ダウンピッキング、高橋のドラムマシーン並みのリズムキープ。
もちろんどれも欠かせない要素なんだけど、やはり何と言ってもヒムロックの声。それと誰にも真似できない言葉センス。これに尽きる!
このバンド、アルバム出すたびにスタイルが変化するミュータントバンドだったのですが、アルバム1枚目から3枚目までの曲は、初期のライブでもお馴染みだったりで(アレンジ違ったりするけど)まぁそれなりに統一感あるような気はします。
それに書記は比較的メッセージ性が強く、反社会的歌詞やラブソングなんかで特にどうでもよかったりする訳で…。
やはり4枚目の『JUST A HERO』はブッ飛んでいる!このアルバムの中には考え付く世界中のカッコイイ単語が全て詰まっているのじゃないかと思えるほど洒落た言葉の多国籍軍が、炭酸が抜けたコーラのような甘ったるさで襲いかかって来ます!
「プラスチックのノクターン もてあましてるパッション」や「マーマレードな恋だから フェミニストのままじゃいられない」とか
ボクにその辺りの感性が無いからなのか全く理解できません。
でも、カッコイイ。
そのヒムロックワールドに見事に肉付けした布袋もさすが。
才能ある人達は違うぜぃ。
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