2014年5月6日 Tue・祝
さて、GWも今日で
最後になってしまいましたが
「韓国語ナレーション」シリーズ
今日は第6話です。
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<バックナンバー>
→ 『韓国語ナレーション Part1』
→ 『韓国語ナレーション Part2』
→ 『韓国語ナレーション Part3』
→ 『韓国語ナレーション Part4』
→ 『韓国語ナレーション Part5』
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雑居ビルに入ると
あの独特の薄暗~い雰囲気で
特に人の気配もありません。
とりあえず言われた
3階にエレベーターで上がると
ある部屋の前に
パイプイスに座った
中年の女性と
受付っぽい女性が
待っていました。
様子を探るために
いったんは
その人たちを
スルーして
そっと部屋の中を
のぞくと、
何やら怪しげな機械が
いくつも置かれ、
配線コードが
びっしりと敷き詰められています。
「ここで、録音するのかな」
と、下見がてら
ジロジロと、
中をのぞいていると
ふいに後ろから
「おい、コラッ、にぃちゃん!」
?!
一瞬で背筋が凍る
トーンって、
ありますよね?!
恐る恐る、
ゆっくりと
後ろを振り返ります。
振り返った瞬間...
あ、自分死んだ
と思いました(笑)
声のトーンそのまま
もうそのお方は
どこからどう見ても
ヤ、、な方です。
○○ザさんです。
頭の中には、
もう明日の新聞の
小見出しが浮かびます。
「男子大学生、
麻布の雑居ビルで不審死。」(笑)
体育会系みたいな人って
こういうことだったんですね。。。
礼儀や挨拶が大事って
こういうことだったんですね。。。
とH先輩を思い出しながら
放心状態になります。
どうも最初から
話がおかしいような
気がしていました。
H先輩自体も
独特のキレめのオーラだし
待ち合わせにしても
段取りをとれる
会社のような感じがしなかったし
おまけに仕事自体も
韓国語のナレーションを
日本人に頼むぐらいですから(笑)
普通に求人してても
見つけられないような
方々だった
ということなんでしょう、、、、
そこで僕は
この場から
逃げるかとどまるか
全力で考えはじめます。
「(果たして逃げられるのか...)」
「(逃げてつかまったらどうしよう...)」
「(なんかやばいことやらされるのかな...)」
いろいろな考えが
頭の中を高速で
動き回りますが、
向こうはそれを
待ってはくれません。
「おぅ、あんたが大野さんか。
早くこっちきぃや。
スタジオまで移動するで。」
※広島弁でしたが、覚えてないので
こんな口調で合ってるか保証できません!(笑)
面と向かって
話しかけられた以上、
もう逃げることは
できません。
言われるがまま
その担当者さんについて
その雑居ビルを後にします。
「(ここでやるんじゃないのか....)」
とビクビク思いながら
担当者さんの後について
裏口っぽいところから
錆びれた、らせん階段を
カツンカツン降りて行くと....
そこには、なんと!
もう一人、
ヤ○ザさんが
待機しているでは
ありませんか?!(笑)
や、殺られる...(笑)
仮にはじめの担当者をAさんとし
階段下の人を
担当者Bさんとしましょう。
B「おぅ!おせぇーんじゃっ!」
A「うるせぇーんじゃ!さっさといくぞ!」
ガラの悪い会話からはじまり
それをよそ目に
僕は首を垂れながら
大人しく
ついていくしかありません。
10分ほど歩くと
そこには地下へと続く
建物らしきものがあり
一旦そこの入り口前で
待機となりました。
どうやら、この企画の
プロデューサーさんを
ここで待つようです。
出しゃばったことは
間違っても
出来なかったので
僕はその辺で
ビシッと動かず立っています。
すると、
やや離れたところから
広島弁による
担当者のAさんとBさんの
荒々しい会話が聞こえてきます。
A「あいつ、マジなめとんじゃ!」
B「どこどこ組の○○か?!」
A「そうじゃ!」
B「いっぺん沈めたらな、いかんのじゃい!」
と、、東京湾に
沈めるということ?!
どこかのテレビドラマで
聞いたようなセリフですが
恐ろしい会話を
さらに恐ろしく解釈した僕は
一刻でも早く
逃げ出したい思いで
一杯です。
そこへ数十分後、
そのプロデューサー
という方が
やってきたのですが、
この方は、
ちょっと怖そうというか
厳しそうな方でしたが
カタギな感じの
できる仕事人という男性で
見た目は、姜尚中さんに
そっくりでした。
「よ、ようやく
まともな人に会えた...」
と内心ちょっと
ホッとします。
その人を筆頭に
地下へと続く階段を下り
しばらくいくと
そこには立派な
レコーディングスタジオが
待ち受けていたのです。
そこから
いよいよナレーションを
吹き込む仕事を
開始することになるのですが、
続きは次回になります。
いよいよ次回
最終回です!
※この物語はノンフィクションであり
多少の脚色はあるものの
基本的に自分の体験した事実に基づいています。