2014年06月06日 Fri
今日は、企業経営を
「事業ポートフォリオ」
の視点から
見てみたいと思います。
ポートフォリオと言えば
品揃えとか作品集とか
そういった意味がありますが
ここでは、
一つの会社がもっている
"事業の品揃え"を
意味します。
事業ポートフォリオで
ググッてもらうと
いろいろ専門的な
解説がありますので
学術的、専門的な内容は
そちらに譲るとして
ここでは、僕の
経験によって感じた内容を
書いてみたいと思います。
単一事業のみで
生きている会社
というのは
あるはあります。
めちゃくちゃその事業が
強ければ
よそ見なんかせずに
その事業に注力すればよい
ということだと思いますが、
そこには、"事業リスク"
というのがあります。
不可抗力なものによって
突然事業がダメになってしまう
リスクのことですね。
例えば、韓流グッズの
販売をやっている会社があって
韓流ブームの影響で
ガンガン稼いでいた
絶好調の会社があったとします。
しかし、今後も
韓流グッズが
続くとは限りませんし
ブームと終焉とともに
その会社の終焉
ということにも
なりかねません。
ここで組むべきが
事業ポートフォリオです。
仮に、景気に
左右される事業を
やっているのであれば
もう一つ景気に
左右されない事業をやって
経営のバランスをとるのも
事業ポートフォリオの
組み方の一つですね。
水着販売店経営しているなら
夏は、バンバン売れるが、
冬はさっぱり売れないので
もう一つの事業として
年中景気にされない医療系事業をやるとか。
(例えばですが)
で、最近の傾向として
事業ポートフォリオを組むことが
ベンチャーでは
けっこうあんまり
考えられていない気がします。
(リソースの関係もあるのかな?)
ベンチャー界で
いま特に熱いのが
・収益逓増型モデル
・スケール(拡張)するビジネス
・ビッグデータをマネタイズさせる
これです。
まあ、基本的に
IT系ベンチャーになりますね。
ITベンチャーの多くは、
プログラミングして、製品を作って
それをベースに稼ぐので
製品リリースまでの開発費など
初期投下の資金が
けっこうかかります。
なので、自己資金ではまかなわずに
最近では、資金調達をして
開発するわけですが、
①こういう製品あったらいいでしょ?
②エンジェル投資家の増資
③プロダクトできたよ!
④VCのシリーズA増資
⑤PDCA回したから、こんな事業計画になるよ!
⑥VCのシリーズB増資
⑦売上ガンガン上げる
⑧IPO(上場)
日本では、この流れが鉄板に
なってきましたね。
しかし、僕が思うのは、
果たしてこれは、
"事業リスク"を
ヘッジしているのでしょうか?
そもそもこの全てのプロセスが
うまくいくのであれば
その単一の製品に
コミットすればいいので
集中できていい製品が
できるでしょうから、
全て正しいと思います。
でもたぶん
うまくいかないことの方が
多いと思います。
それでも10社に1社
当たればペイできちゃうのが
VCの投資のやり方なので
とりあえずポーンと
出資が決まってしまう
というのが
最近のベンチャー界。
資金が回るという
視点から見ると
日本経済にとっては
貢献しているとは思いますが、
これでは、
自らリスクをとらない
起業家たちが増え
深く考えたり
試行錯誤することなく
さらっと終わっていくだけ
なのではないかと
僕は、けっこう危惧しています。
だから僕は、
まずは地味でいいので
安定的に
収益の上がる事業を持ってから
そこで上がった利益を
スケーラビリティ(拡張性)のある
新規事業へ投資していく
というのが
いいような気がしています。
その過程でも
もちろん多くの
試行錯誤が生まれますので
そこでの経験や知識が
新規事業に大きく活かされますし
新規事業が失敗しても
安定事業で上げた利益を
投資しているだけですので
コケて、トントン
当たれば、ウハウハ
あとは天命を待つ
となります。
コケたら、
またチャレンジすればいいんです。
収益柱である安定事業があれば
スケールする事業への
再チャレンジは何度でもできます。
でも単一事業に
張っていたら
バクチと同じで
外したら一発アウトです。
スケールするビジネスは
初期投資が大きいケースが
多いので
ハイリスクハイリターン
なんですが
こうやって適切な
事業ポートフォリオを組むと
ローリスクハイリターンを
実現できたりもしますよね?
ということで
今日は事業ポートフォリオ
というのを
考えた内容を書いてみました。
あくまで僕の考えですので
ご参考までに!