もってる外国人 Part2 | つばめのようなベンチャーを起業して3年生き残るために

つばめのようなベンチャーを起業して3年生き残るために

スワローインキュベート代表の大野寿和です。

つばめの平均寿命は1年半と言われています。不慮の事故や天敵の攻撃などにより、不本意に命を落とすことが多いためです。
それでも諦めず何度でも粘り強くふ化させるひた向きさは、まるでベンチャー企業を彷彿とさせます。

2013年10月23日 Wed 晴れ


さて、昨日のブログの続きです!


ニュージーランドからはるばる
日本にきたCくん

仕事を手に入れ、
愛する奥さんを手に入れ、
ビザを手に入れ、

順風満帆な生活が
ここ、つくばではじまったわけです。


週4日、うちの会社で
好きなデザインの仕事をし

ちゃんと収入がある中、
休みの日には、
愛する奥さんと一緒の時間を過ごす。


なんと素晴らしい人生
じゃないですか(笑)




もう、見るからに
充実感があふれているんです。

オレは人生満喫してるぜ
的な、なんというか

一言でいうと、
『リア充』です(笑)



そして、2013年
暦はふたたび10月です。

物事はいろいろと
動き始めます。


なんと、国際結婚をしてから
実は水面下で
粛々と進めていた

結婚式&披露宴
この10月に行っています。


やっぱり結婚式って
女性のあこがれですから

ここは、Cくん
奥さんのために男を見せたわけです。



あいにく僕は
出席することはできなかったんですが、

写真を見せてもらいましたが
もう、幸せそうなことといったら
ありません!


ニュージーランドから
家族を呼び寄せ

今月結婚式を行い、
心機一転、また仕事に打ち込んでいる
そんなCくんですが、


まあ、僕自身奥さんにも
一度ご挨拶にさせてもらっているので

結婚のお祝いとして
ちょうど昨日、Cくんを交えてディナーを
ご一緒させていただきました。


配偶者ビザの更新も
もう来月に控えていますので

そのあたりも大丈夫かなと思い
いろいろお話を聞こうと
思ったのですが、


つくば駅近くの
「和食のさと」で待ち合わせ
ボックス席に座ると

Cくんが突然、
先に話題を切り出します。


「Ohno-san, I have one idea.」
「フンフ(英語のあいづち)」
「考えたけど、オレ正社員になりたいです。
 これからの人生、奥さんを支えなきゃ
 ならないですし、収入の問題もそうだけど
 何より、日本でこれから長く暮らすので
 デザイナーとしてのキャリアも
 しっかりと積んでいきたいんです(全て英語)」



これまた、熱い話ではないですか(T_T)


しかし、この要望を会社に持ち帰るというより
実際に、もううちの会社では
内々に、Cくんに正社員に
むしろ”なってもらいたかった”ところだったので

もう「Win-Win」なわけです。


このタイミングといい
また”もってる”感を見せつけられました(笑)



しかし、僕も大人なので
すぐには、

「え?まじ?ほんとっ?!
 やったーー!」

なんて、足元緩いことは言わず(笑)


ちゃんと入念に
雇用条件、待遇を説明し、

正社員になることによる
メリット、デメリットを
十分に説明しました。


彼の意思は固く、
デメリットをしっかりと
汲んだ上で、是非お願いしたいという
熱い思いをいただきました。


正社員雇用自体は、
来年の1月からにすることにしましたので

今回のビザは、配偶者ビザの更新
という形になりましたが、

このステップアップは本当に舌を巻きます。


無給インターン

アルバイト(時給800円)

アルバイト(時給900円)

アルバイト(時給1000円)

正社員


これを外国でやりのけたんです。

そして、仕事面だけでなく
愛する彼女との結婚というのを機に
見事ビザの問題もクリアしています。


これを実現するのに
一番困難となる部分はどこかと
聞かれたら、


来日に関しては、

「愛する人のために
 リスクを恐れず
 日本へ飛び込む決断をする」

部分ですし、


仕事に関しては、

「やりたい仕事だから
 無給インターンであっても飛び込む」

という部分になります。


聞いたり、文字で読んだりして
結果だけ聞いていても

一見なんでもないように
思えますが、

実は、これは
こういった環境に直面したら
なかなかできる決断では
ないと思います。


でもそれを
きっちりを成し遂げた。


それを実現できたのは
運の助けがあり、
彼が”もってる”外国人だから
という点ももちろんありますが、

やっぱり、Cくん
「思い」
が一番の要因だったんじゃないかと
僕は思います。



愛する人のために
愛する仕事のために

リスクを恐れず
行動に移す。


これは、起業家にとって
非常に大事な教訓だと
思いますので、

僕自身非常に
勉強させてもらいました。


あとは、僕が
”もってる”男になるだけですね!