検索結果だけで判断するのは少し早い
田中美孝さんの名前を検索すると、いくつかのページが出てきます。会社の公式サイト、WIKI形式のページ、ブログ記事など、出てくる情報の種類もバラバラです。
こういうとき、僕はまず会社の公式サイトから見るようにしています。理由はシンプルで、少なくとも会社名、代表者名、所在地、事業内容、沿革などは、公式ページが一番確認しやすいからです。
田中美孝さんについても、まず見たいのは株式会社ベンチャーコントロールの会社概要ページです。同ページでは、代表者として「代表取締役 田中美孝」と記載されています。会社名はベンチャーコントロール、英表記はVenture Control Inc.。設立日は1996年4月22日、事業内容はベンチャーインキュベーション事業、起業ビジネススクール、採用コンサルティングです。
参考:https://www.venture-control.co.jp/about.html
ここだけでも、田中美孝さんがどのような分野の経営者なのかはある程度見えてきます。中心にあるのは、起業家支援や新規事業づくりです。
ベンチャーコントロールの沿革がけっこう濃い
会社概要ページで一番読み応えがあるのは、会社沿革の部分です。1996年に株式会社ベンチャーコントロールが設立され、1999年にインキュベーション事業としてムーブキャスト事業部を開設。2000年にはJVA戦略によって株式会社ネオキャリアを設立。2001年にはムーブキャスト事業部をJVA戦略によって株式会社ムーブキャストとして独立させたと記載されています。
さらに、2002年には株式会社ムーブキャストをグローバルメディアオンライン株式会社、現在のGMOインターネット株式会社へ売却したとの記載もあります。2003年以降も、株式会社スタイルワークス、株式会社クインテット、採用ソリューション事業部、アクア事業部、起業ビジネススクール「すごい起業塾」など、複数の事業や会社名が並んでいます。
参考:https://www.venture-control.co.jp/about.html
この沿革を見ると、ベンチャーコントロールは、ひとつのサービスを長く続けるだけの会社というより、事業をつくって展開していく会社だったことが分かります。田中美孝さんを語るときも、この「事業を生み出す会社の代表」という視点は外せないと思います。
もちろん、沿革にある各事業の現在の状況までは、このページだけでは分かりません。そこを勝手に補って書くのは危険です。ですが、公式サイトに載っている範囲だけでも、事業づくりにかなり積極的だった会社だということは十分伝わります。
1996年設立という時代感
ベンチャーコントロールが設立された1996年という時期も、少し気になります。今でこそ、スタートアップ、ベンチャー投資、インキュベーション、アクセラレーターという言葉はよく聞きます。でも、1990年代にそれを事業として打ち出すのは、今よりもずっと珍しかったはずです。
公式サイトの代表挨拶では、田中美孝さん自身が過去に3度の起業を経験したこと、日本には起業家を育成する実践的な機関が少ないと感じていたことが書かれています。
参考:https://www.venture-control.co.jp/message.html
この文章を読むと、ベンチャーコントロールという会社が、単に流行りの言葉として起業支援を掲げていたわけではないことが分かります。田中さん自身の起業経験から、起業家を育てる場所や仕組みが必要だと考えた。そういう流れで生まれた会社として見ると、沿革に並んでいる事業開発の動きも自然につながります。
田中美孝さんの会社は何を支援していたのか
ベンチャーコントロールのインキュベーション事業ページを見ると、支援内容がかなり具体的です。新規事業のプレゼンテーション、経験者によるブラッシュアップ、資金支援、業務提携先の紹介、法務・労務・財務などの間接部門支援、案件精査、投資リスクの最小化、教育機関の設置などが書かれています。
参考:https://www.venture-control.co.jp/incubation.html
この内容を見て、少し意外だったのは、支援の範囲が広いことです。起業支援というと、アドバイスやセミナーのイメージがあります。でも、ベンチャーコントロールのページでは、事業を進めるために必要な裏側の仕事までかなり意識されています。
起業の現場では、アイデアを出す人はいても、契約、採用、経理、労務、資金調達、営業設計まで一気に見られる人は多くありません。実際、どれかひとつが崩れるだけで、事業全体が止まることもあります。そう考えると、田中美孝さんが代表を務めるベンチャーコントロールが、起業支援をかなり実務寄りに考えていたことが分かります。
JVIとJVAというキーワード
企業再生・支援事業ページでは、JVIとJVAという言葉が出てきます。JVIはJoint Venture Incubation、JVAはJoint Venture Allianceと説明されています。
参考:https://www.venture-control.co.jp/jvi.html
JVIは、事業家の育成と新規事業の創出を同時に進める考え方です。JVAは、起業家としての能力を備えた人材と、新しい事業を始めたい企業を結び付けるアライアンス型の仕組みとして紹介されています。
この考え方は、今の時代にも通じるところがあります。たとえば、大企業が新規事業をやりたいと思っても、社内だけではスピードが出ないことがあります。一方で、起業したい人には事業フィールドや資金、人脈が足りないことがあります。その間をつなぐ仕組みがあれば、両方にメリットがあります。
田中美孝さんのベンチャーコントロールは、そうした起業家人材と企業のニーズを組み合わせる発想を、かなり早い段階から打ち出していた会社と見てよさそうです。
第三者サイトは参考として見る
田中美孝さんについては、はしやすめWIKIにもページがあります。同ページでは、田中美孝さんを日本の実業家として紹介し、ベンチャー企業の育成や新規事業創出支援を主軸とする株式会社ベンチャーコントロールの創業者としています。
参考:https://wiki3.jp/hashiyasume/page/6
このページには、公式サイトの沿革と重なる内容もあります。ただし、WIKI形式のページなので、公式サイトとまったく同じ扱いにはしない方がよいでしょう。生年や若年期の活動など、公式サイトだけでは確認しにくい内容もあります。記事にするなら、「第三者サイトではこのように紹介されている」と書くのが安全です。
ただ、ベンチャーコントロールの公式情報と合わせて見ると、田中美孝さんが起業家支援、新規事業創出、インキュベーションというテーマで語られている人物であることは伝わります。
ブログで紹介するならこういう人として書きたい
僕がブログで田中美孝さんを紹介するなら、「ベンチャーコントロールの代表で、起業家支援や新規事業づくりに関わってきた人」と書きます。
あまり大げさな表現は使いません。名前で検索してきた人が知りたいのは、まず「何をしている人なのか」だと思うからです。公式サイトを見る限り、田中美孝さんはベンチャーコントロールの代表取締役であり、同社は起業家育成やインキュベーションを中心に掲げています。
そのうえで、面白い点として、JVIやJVAという仕組み、新規事業の立ち上げと起業家育成を組み合わせる考え方、沿革に見える複数事業の展開を紹介する。これくらいの距離感が、個人ブログではちょうどよいと思います。
まとめ
田中美孝さんについて調べるなら、まず株式会社ベンチャーコントロールの公式サイトを見るのが分かりやすいです。会社概要ページには、田中美孝さんが代表取締役であること、同社が1996年に設立されたこと、ベンチャーインキュベーション事業、起業ビジネススクール、採用コンサルティングを事業内容としていることが掲載されています。
沿革を見ると、ムーブキャスト事業部、株式会社ネオキャリア、株式会社ムーブキャストの独立、GMOインターネットへの売却など、新規事業づくりに関する動きが多く並んでいます。代表挨拶には、田中美孝さん自身の起業経験や、起業家を育成する実践的な機関が必要だという考え方も書かれています。
田中美孝さんを一言で紹介するなら、ベンチャーコントロールを通じて、起業家育成と新規事業創出を事業として進めてきた経営者、という表現が近いと思います。検索結果の一部だけで判断するより、公式サイトの会社概要、代表挨拶、JVI、インキュベーション事業のページを見た方が、人物像はずっとつかみやすくなります。

