今日は、ご飯を「おごる」ことについてのお話。
先輩が後輩にご飯を「おごる」
上司が部下に食事を「おごる」
彼氏が彼女にお酒を「おごる」
この、「おごる」というのも
いろいろな形はあると思いますが、
おごる人が
おごられる人に代わって
「お金を払う」
という意味では共通ですよね?
実は、今週は2度ほど僕も
「おごる」機会があるのですが、
みなさんは
・おごってあげる側
・おごってもらう側
どちらの経験もありますよね?
年齢が若い人、入社したての人などは
「おごってもらう側」
の方が圧倒的に多いと思います。
他方、ある程度年齢がいったり、
相対的に収入が多くなってきたりすると
「おごってあげる側」
になっていくと思います。
僕は、というと、
もうここ最近は
ほとんど
「おごってあげる側」
となってしまいました(笑)
僕も、自分でいうのは何ですが
まだまだ若いのだけれども
回りがそれ以上に若かったり、
年上の人があまりいなかったりと
まあ、バッチリおごらされる環境が
整っているわけです(笑)
かと、いって、
僕は、人におごるのが
嫌いかと言われると
そうでもありません。
むしろ気分がよくなるんです。
なぜか?
それはもう
いまよりさらに若かった頃に
「いま、人におごっている以上に
おごってもらっていたから」
これに尽きます。
「えっ、またですか?
いや、いいですよ。僕も出します!」
「すみません、またおごってもらっちゃって」
もう、誰かと食事に行けば
この繰り返し。
あの頃は、もう
申し訳なくて申し訳なくて
おごってもらうために人を誘っているんじゃないか
ぐらいの後ろめたさを感じるほどでした。
だから、気軽に年上の人とか上司を、
食事とか相談とかで
気軽に誘いにくくなってしまった時期があったのですが、
”ある人の一言”で、
ちょっと考え方を変えることができたのです。
その日もまたまた、
食事をおごってもらうシーンがあったのですが、
いつものように僕は、
「すみません、いつもいつも」と
また平謝り(?)をしていると
「何を言ってるんだ?
オレは、君におごっている以上に
昔、おごってもらってきているんだ。
それを下に還元していくのは当然だろ?!」
と、おっしゃってくれました。
.....
これって、めちゃくちゃカッコよくないですか?!
普通、人ってどうしても
「恩返し」
という概念があるので
恩義はもらった人に返す
というのが一般的なのですが、
「頂いた恩を他に返す」
という発想は
当時の僕にはありませんでした。
だからこそ、頭をガーンと殴られたような
衝撃を受けたのは言うまでもありません。
それ以来、僕は
もう人が変わったように
堂々とおごってもらうようになりました(笑)
そして、年が経つにつれて
いまでは、おごる機会の方が増えてきたわけですが、
誰かにおごるたびに
心の中では、
”これまでおごってくれた方への
感謝の気持ち”で
ごちそうしています。
しかしながら、おごる際に
昔の僕のように、
おごってもらうのを申し訳ない
と思う人もいますが、
そのときは、当時僕が言われたように
「オレも昔はこれ以上に
おごってもらっていたんだよ」
とか
「今日おごってもらった分は、
今度自分の後輩におごってあげてくれ」
と、かっこつけて言ってます(笑)
でも、この「おごりの循環」というか
こういうのって、とてもステキだと思います。
インドのカースト制度では
バラモンとかクシャトリアとか
何階級かの身分制度がありますが、
上の階級の人が、下の階級の人に
恵みをほどこすと、
その恵みをほどこした上の階級の人は
「徳を得る」
という考え方だそうです。
僕は、”上"とか"下"とかの
身分制度的な考え方は好きではありませんが、
物質的なモノやカタチで
ほどこしを与えて
精神的なモノを得る
という考え方は、"アリ"だと思います。
「あー、こうやって
社会って回っているんだなぁ」
と、しみじみ感じた経験でした。
だから、僕は
人におごるときには、その人に対し
「今度は、誰か他の人におごってあげてほしいな」
と心の底から思っています。
そうして、感謝とか人のつながりが
循環していくはずですから。
ま、たまにお財布とは
相談しますけどね(笑)