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久美子「あすかっち、夜職に戻ってから帰りが遅いわね。もうお昼近いわよ。もう2週間も、昼はノンコ叔母さんの介護して、夜は外に働きに出て、いくらジルコニアだってよく身体保つわね」
了くん「……おかげで午前中、母さんトイレに籠もりっぱなしだ。オムツ汚したくないって。ま、いいけどね。おれとしては辛いけど、あすかっちが毎日どこかで沢山稼いできて満足みたいだから、何も言わないことにした」
あすか「ただいま」
久美子「あら、あすかっち、お帰り……アンタ、アザだらけじゃないの!どうしたの」
あすか「ゴメン久美子ちゃん、痛いからそっと扱って」
久美子「何やったのよー、また自転車で転んでドブに落ちたの?」
了くん「肩を脱臼して、またはめたろ。誰にやられた?父さんを呼ぼう」
あすか「お願い、お父さんには言わないで~」
久美子「不良と喧嘩したの?」
久美子「なんか変ね」
あすか「バイトなの」
あすか「了くん、お父さんには言わないで。ほんとのこと言うから」
了くん「分かった。父さんにも母さんにも言わない」
久美子「なにこのすごいお金、バイトで今どき現金でこんなにくれる?」
あすか「闇バイトじゃないよ。作家休業しちゃったから、ナタリーさんに紹介してもらったの」
あすか「偽のスナッフ・ムービーに出たの」
了くん「スナッフ・ムービー?あんなのAIでいくらでもリアルなの作れるじゃん。偽物でこんなにくれる?」
あすか「うん。偽スナッフ・ムービー撮るのこれが最後だって、そこの会社も。もう儲からないから。海外で本物やるのかな?恐いね」
了くん「相当むちゃくちゃされたろ」
あすか「バットでめっちゃ殴られたよ。私、Mのほうは向いてないからしんどかった。でも、お母さんからこの家買い取って自由になりたかったの。だからお金が欲しかったの」
久美子「わああああああ、そんな理由でこんなことやめてよ」
あすか「そんな顔しないで。3時のおやつの時間までには立てるようになるから」
久美子「今晩は仕事には行かせない」
あすか「行くよ。お金稼がなきゃいけないんだ。この離れの権利を買って、みんなで早く幸せに暮らそうよ」
久美子「これじゃ足りないわよ。いっそこのお金でヘルパーさん雇って、ノンコ叔母さんの面倒見てもらおう」
あすか「独立しない限り、お母さんは私を手放さないよ」
了くん「母さんが処方通り、骨粗鬆症の薬を拒否せずキチンと飲んでくれてたら骨折を繰り返すこともなく、今も元気に歩けたのにな」
あすか「よそうよ。あの薬は吐き気を催す副作用があるって言ってたから」
久美子「いつまで介護続くの?」
あすか「分からない。お母さん可哀想だけど、永遠になのかな?」
久美子「アンタどうするの?」
あすか「いつまでもみんなに迷惑はかけられないから、いつかはお父さんと二人だけでお母さんを介護続けるよ、藤村博士が新薬を開発してくれるまでは。嫌いでもいなくなったりしたらやっぱり淋しい。母家と離れで独立した交流がしたい」
久美子「アタシはここを離れるつもりはないわ」
了くん「おれも同じ気持ちだよ。ツヨシはどうか分からないけど」
あすか「ただ、いつも頑固で口の悪い親が、ふと見せた優しさに感動して好きになるってドラマじゃよくあるけど、現実ではそういう気持ちにはならないもんだね。嫌いなまんまだ」
久美子「……そうね」
久美子「でも、周りの人達の前では、幸せなフリをしましょう。フリをしてるうちに、本当に幸せが来るものよ」
あすか「うん、そうだね」
あすか「そうだ、帰りにケーキ買ってきてたんだ。みんなで食べよう」
久美子「アンタ、全身ボロボロでもコージーコーナー寄る元気あったの?ひどーい、アタシが流した涙を返して」
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結局、あすかっちは身体はタフなのでした。
あすかっち達は、これからも明るく元気に生きていこうと決めました。
いずれまた、あすかっちも作家に復帰出来るでしょう。
ぼちぼちさんの、ぼちぼち神社。
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明日またお会いしましょう。

















