ねぎっちょの魔道書・魔法具店「プチ予言」
ニミュエ(右)「アスクレピオスの医術書だよ~。本物よ。最後の一冊よ」
ねぎっちょ(左)「国書刊行会の『法の書』もあるわよ~。クローリーの本物よ」
久美子(右)「ギリシャの医学の神が書いた本?インチキくさ」
あすか(左)「最後の1冊だって。民間療法の『家庭の医学』みたいなもんだ。ええっと、『漆にかぶれたときはヨモギを……』漆?漆ってアジアにしかないぞ!騙された。これ日本人医師が書いた本だ」
あすか「やられたなー。貴重な医術書かと思ったら、『アスクレピオス』の名前を冠しただけか」
久美子「なんでそんな本に惹かれたんだか……」
あすか「人間に戻る方法ないかって、最近思うんだ」
あすか「いつか赤ん坊って産んでみたいんだよね」
久美子「そう。それで医術書なんて漁ってたの。アタシは今の身体のほうがいいわ……」
久美子「今までアヴァロンのりんごの薬でこの身体になって人間に戻れた人はいないんでしょ」
あすか「りんごを食べただけの『仮性ジルコニア』はゆっくりとだけど、人間に戻っていったね。『ジルコニア』になっちゃったら……分からない」
久美子「その医術書にも書かれてるはずないわ」
あすか「どうかな。ゆっくり読むさ」
久美子「あすかっち、そのスマートウォッチってどう?」
あすか「通信料がかかるし、血圧と心電図ぐらいしか役に立ってないよ」
あすか「でも、このもっともらしい医術書と同じで、ちょっとした嬉しアイテムだね、久美子ちゃんも買わない?」
久美子「要らない」
翌日、「プチ予言」では。
ニミュエ「いらっしゃいいらっしゃい、大人気のアスクレピオスの医術書、最後の一冊だよ!古代ギリシャの医術の神が書いた貴重な本だよ!あなたもいかが~」
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見事に騙されましたね。最後の一冊が何冊あるんでしょう。
「アスクレピオス」は古代ギリシャの医神ですが、本なんぞ出しておりません。杖が有名ですね。
2020年頃まで、以前書いた物語をさかのぼって読み返したら、あすかっちの自己主張が結構強かったことや、去年のことと一部かぶる内容が出てきました。ちょうどその頃何を考えていたのか、どう過ごしていたのか、まったく思い出せないので全然違う人が書いた物語を読んでいるようです。
リカちゃんの三つ子の弟妹
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
また明日お会いしましょう。









