薫(右)「じゃあ、またねー、ツヨシくん」
ツヨシ(左)「今日はありがとう、薫ちゃん」
あすか(右)「今日は台所が賑やかだったね。薫ちゃんの手料理どうだった?」
ツヨシ(左)「すごい拷問だった。悪魔が作ったとしか思えないすさまじい味だったよー、薫ちゃんの料理がああだと思わなかった」
あすか(右)「美味しい美味しいって全部食べてたじゃない」
ツヨシ(左)「一生懸命作ってくれたのに無下に出来ないよ。真のプレイボーイは女子に恥はかかせないの」
あすか「私のことは散々じゃないか」
ツヨシ「いや、何でも出来る女子ってあんまり女子じゃないっていうか……」
ツヨシ「よく考えれば、アスリートの奥さんとかって、いい手料理を期待されて気の毒だよね。責任重大だし」
あすか「奥さんが作らなきゃいけないってプレッシャーから解放されるといいんだけどね」
ツヨシ「ねえ、あすかっち、ぼくが薫ちゃんとケッコンしたら、ご飯作りに来てよ?」
あすか「バーカ」
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どこまでも勝手なツヨシくんでした。薫ちゃんはオーガニック料理ばかり食べています。彼女が普段ママに作ってもらっているそれ自体は美味しいのですが、この薫ちゃんにあまりお料理のセンスがないのでした。