志麻子(左)「大人の男の人が『相談に乗ってあげるよ』『妻とはずっと仲が冷えている』『若いうちにいろんなことを経験したほうがいいよ』って言ってきたら、これ不倫のお誘いよ」
あすか(右)「ふむふむ、勉強になるな」
志麻子「どんな経験も糧になるように見えても、不倫だけは絶対ダメ!こういう経験は百害あって一利なし!なのよ。若さの無駄づかいだわ」
あすか「志麻子ちゃん、なんか真に迫ってるね」
志麻子「素敵な人ほど中身はピーマンだし、一見素朴で普通っぽい人は逆に女性に安心感を与えるから、モテてて遊び慣れているの。後者は本気かどうか分かりにくいからタチが悪いわ。なかなか理想の相手に出会えないものよ。だからこれはと思った人がいたら、さっさと結婚しちゃうのがいいんですって。女の子の魔法は25歳までだから急がなくちゃ」
あすか「ねえ、志麻子ちゃんは男の人でひどい目に遭ってばかりだったんでしょ。まだ恋したいの?」
ツヨシ「志麻子ちゃーん、ダメだよ不倫なんて!道ならぬ恋はするべきじゃない!」
志麻子「え?」
ツヨシ(手前)「ぼくほど女性に優しい男はいない!志麻子ちゃん、ぼくが相談に乗るよ」
志麻子(左)「うっ……あたし年下趣味はないのよ」
あすか(右)「ツヨシくん、君は彼女持ちだろ!君こそ道ならぬ恋に走るなよ」
ツヨシ「ぼくはこんなに心が広いのに、どうして世の女性達なびいてくれないんだろう?」
百鬼丸「(ビーちゃん先輩、ツヨシくんはどうしてあちこちの女の子に愛を囁くんでしょう?今いる彼女、充分可愛いのに)」
ビーちゃん「(青い鳥は身近にいることに気づかないワン。バカは死んでも治らないワンね)」
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志麻子ちゃんもツヨシくんも懲りない人達なのです。
志麻子ちゃんは23歳の時、いつまでも籍を入れてくれず武者修行の旅ばかりしているカツヤくんに愛想を尽かして、9年前にタイムリープしてしまいました。14歳に戻った志麻子ちゃん、もう二度と恋しないと決めたのに、年上男性と道ならぬ恋をしていたようです。それに懲りたはずが、またシンデレラ願望がむくむくと……。そして、とびきり可愛い彼女がいるツヨシくんも、あちこち目移りするようで……。あすかっちには全く理解できない人達でした。
どこぞのアムロ・レイもですけどね。