あすか「で、小1の時、バービー人形を白い布でグルグル巻きにして冷凍庫に入れて一晩経ったらどうなるだろうかと思ってやってみたら見事に凍ってた」
久美子「冷凍庫に入れた?お人形はお友達でしょ?アンタお友達を冷凍庫に入れるワケ?冗談じゃないわ」
あすか(左)「お人形はABS樹脂と塩化ビニールと……」
久美子(右)「アンタの猟奇趣味にあたしを巻き込まないでよね。あたし冷凍庫に閉じ込めないでよ」
久美子(右)「あとあたしの部屋のブライスドールにも触らないでよね」
あすか(左)「え、そこまで言う?」
あすか「何が悪いんだかサッパリ分からない」
(チャイムの音)
あすか「はーい」
声「お届け物です」
あすか(右)「配達詐欺に遭った!私、あんな人形買ってない」
久美子(左)「昔、お人形をいじめた祟りよ」
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果たして本当に詐欺かどうか分かりませんが、祟りでもないようです。
幼稚園のころ「少年チャンピオン」で「ブラック・ジャック」とか「エコエコアザラク」とか「魔太郎がくる!」とか読んでました。今でこそヤンキー雑誌ですが当時は古参の漫画家さん達で埋まっていました。単行本化されていたので好きだったのはマガジンの永井豪先生の「デビルマン」と、掲載誌は知りませんが楳図かずお先生の「洗礼」と手塚治虫先生の「火の鳥」でした。とくに「洗礼」はインパクトありましたね。
小学校に上がると小学館の学習雑誌を毎月、あとコロコロコミックを余裕がある時買ってもらえました。小学館の学習雑誌では「ドラえもん」が好きでしたがウルトラマンやら何やら特撮の紹介とかアニメのコミック化したものにも惹かれました。
小学3年生の時、初めて少女漫画の雑誌を手に取りました。それが「なかよし」です。そこで読んだホラーコミックにキレがある松本洋子先生の描かれる美少女に惹かれて6年生まで「なかよし」を買ってもらいました。少女漫画のストーリーはよくできていましたが、私に少女漫画は描けませんでした。
中学に上がるとすぐ「ビッグコミック」の「カムイ外伝」にはまってよく竹定規を腰に差し、ひとり鏡の前で「霞斬り」の練習をしました。
高校で六田登先生の「F」が読みたくて「ビッグコミックスピリッツ」を買うようになり、また「魔界都市ハンター」と「ドッ硬連」と「ミッドナイト」のために「少年チャンピオン」を買いました。はい、ジャンプで読んでたのは「Dr.スランプ」と「キャッツ・アイ」ぐらいだったんでどこでも浮いていました。
そして大学卒業後「アフタヌーン」の沼に落ちました。「ガンスミスキャッツ」でミリタリー趣味始めましたが、これは当然、母の怒りを買うことになり、「AKIRA」の単行本と一緒にミリタリー関係のものは捨てられました。「AKIRA」は何回も捨てられては買い捨てられては買いしてるうち母が折れました。大人になってからアニメ熱が再燃したのは「エヴァンゲリオン」からでした。マーミットの綾波レイドールがきっかけでお人形にハマり、それからずっとお人形と長いお付き合いをしています。