重大な秘密 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

1/6のSFホームドラマお人形劇場やってます。PCオススメ。
ジェニフレ・バービー・12インチフィギュア達で構成されてます。
読む前にプロフィール欄に目を通してください。
私が監督でドールは役者です。記事は予約投稿です。

あすか(右)「今日はどんな情報集めてきた?」

了くん(左)「……ん……父さんの診療所を偵察に行ったら結構繁盛してて会えなくて、ナイチンゲールさんと出くわした」

 

あすか「ああ、看護師さんね」

了くんの声「そしたら、オレの頭見て『先生!了くんが不良になっちゃいました』って叫びだしてさ」

 

了くん「そしたら父さんが『アレは生まれつき。いままで黒染めしてたんだ。なんかあって元に戻ってるんでしょ、さ、お仕事、お仕事』って。妙に繁盛してるんだよ。学校でも何も言われてないから気にしたことなかったし、変な感じ」

 

あすか「うちの学校じゃそうだね。でも社会人になったらそうもいかないからなー」

了くん「面倒くさいから頭、丸めるか」

あすか「それは女性読者が嫌がると思う」

 

久美子ちゃんの声「ただいまー」

 

久美子(右)「収穫あり?」

あすか(左)「いや。もとの世界には帰れる方法は分からない。他の新しい情報はあとでね」

 

久美子「無理に帰らなくてもいいんじゃない?あたしは前のあんた達より今の方が好きよ」

 

あすか「ありがとう」

 

久美子「どうせ一緒に暮らすなら、楽しいあんたのほうがいい」

 

ヒロム「今の話本当?」

あすか「わっ、ヒロムくん、3年ぐらい会ってないね。花織ちゃんの事件で行方不明になったっきりだから心配してたよ」

ヒロム「ぼくも時空とんだんだ。それよりあすかっち達って年とらないの?いつから?ぼくに隠してたのなんで?ぼくがずーっと子供でいたいって誰よりも知ってるでしょ」

 

あすか「落ちついて。仲間はやたら増やせないし、今、薬がないんだよ。原料はある島にある黄金のリンゴで、私はその木の管理人なんだ。だけどその島は今、結界が張られていて、鍵になるものがないと入れない。島は隠されていて、どこにあるかも分からないんだ。どうしても不老不死になりたかったら、島に何とか入って、その黄金のリンゴを食べるしかないね。私も今、島を探してるんだよ」

 

あすか「きみとここで会えたってことは、きみも仲間になれる可能性が高いってコトだね」

ヒロム「ほんと?やったあ。じゃ、島を探す時はぼくも誘って。ぼくはこれからスーパー回って全部の銘柄のリンゴ食べてくる」

 

久美子(右)「よくあんなデタラメをすらすら言えたものね」

あすか(左)「実は本当のことなんだ。今朝、薬を開発した藤村博士を締め上げて原料の在処を聞きだして、知り合いの魔術師からここでの私の役割を教えてもらった。この時空では私達が静かに暮らせる島を探すんだ。これはヒロムにはできないことだから話したのさ」

 

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とんでもないことになりました。

ヒロムくんとのまさかの再会。

藤村博士と会って薬の原料とレシピを知ったこと。

そして明かされるあすかっちの使命。

「常若の黄金の林檎」は果たしてヒロムを救えるか?