マクレーン「了、ブッダの教えってのはな、一切の生き物を傷つけることも悩ませることもするな、女や友人を求めてはならないと言ってるんだ。犀の角のようにただ独り歩めとな。この頃の"ブッダの教え”は宗教などではなかった。王子だったブッダは城をでて哲学を追い求めて35で悟りを得たんだよ」
了「35……」
マクレーン「早かったろう?チクショー、俺より5つも若い。そして、一切の生き物を傷つけるなと言っている。宗教となったのは仏陀が亡くなるいわゆる”釈迦入滅”ののちだ。のちの人たちが釈迦を神格化させていったんだよ。最初は修行によって自分ひとりが救われる上座部仏教だったのが、1世紀頃すべての衆生を救おうという大乗仏教が生まれた」
マクレーン「了、お前はいま、狩りをしたくてたまらないだろう?今は年齢制限で出来なくなったが、大人になったら仏教では禁じられている道を歩むことになる」
了「オレには学ぶ資格もないと言うことですか?」
マクレーン「そうは言っていない。俺んとこは大乗仏教だから、俺達は拒否はしない。だが、お前は在俗でいたほうがいい。僧になろうとは思うな」
了「……オレは本当のことが知りたいだけなんです」
マクレーン「本当のことなどない。分かるか?」
ノンコ「了くん、マクレーンさんの言う通りよ。犀の目のようにただ独り歩めというのはあなたに確かにピッタリだけど、あなたの生き方は僧侶ではないわ。ある意味、あなたはすでに悟ってしまったのよ」
了くん「……でも、俺は学び続けたい」
ノンコ「仏教系の大学行かせてあげる」
了くんの声「ところで、最近仏像喫茶やらないでうちに来てるのはなぜですか?」
マクレーン「シェフが熱出して寝込んでるんだよ」
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<余談>
陰性なのに病院で熱をはかると37度超えるという奇妙な症状がある人がいました。そのためずーっと病院に入れてもらえなかったという……。どうも世の中はままならない。
世の中は感染者も多いながら、もう平常どおりに近づきつつあるのですが、高齢者のいる家庭では外出は難しそうです。マクレーンのところのシェフも疲れからくる、ただの熱なんですけどね。
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